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2014年1月

2014年1月16日 (木)

■雑談:今年の直木賞受賞は姫野カオルコさん

今年で150回目を迎える直木賞。
受賞作は、朝井まかてさんの「恋歌」と
姫野カオルコさんの「昭和の犬」でした。




ノミネート五回、ようやく姫野さんが受賞されました。
おめでとうございます。
「昭和の犬」は拝読していませんが、
後ほど読んでみようと思います。



姫野カオルコさんの本の読書感想文


姫野さんのお薦め本と言ったらこの2冊。
ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

        姫野 カオルコ 角川書店(角川グループパブリッシング) 2007-02-24
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蕎麦屋の恋 (角川文庫)

        姫野 カオルコ 角川書店 2004-09-25
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もう私のことはわからないのだけれど

        姫野 カオルコ 日経BP社 2009-06-18
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「ツ、イ、ラ、ク」は姫野さんの代名詞とも呼べる代表作。
「蕎麦屋の恋」は短編集なので、初めての方でも読みやすいと思います。
「もう私のことはわからないのだけれど」はエッセイのような趣の内容。

個人的には「もう私のことは~」が好きなんですよね。

受難 (文春文庫)

        姫野 カオルコ 文藝春秋 2002-03
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他にも、キリスト的に生まれて来たことを懺悔する「受難」や
美しさを求めて整形を繰り返してしまう女の話「整形美女」など、
一風変わった主題の作品も多々あります。

癖が強い分、姫野さんははまるとツボな作家さんです。
(記者会見でジャージ姿なのが頷けます……^^;)

朝井さんは失礼ながら存じ上げませんでした。
受賞作の作品は時代小説のようですね。
後でチェックしてみようと思います。
いつも来てくださりありがとうございます。

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2014年1月14日 (火)

【映画】そして父になる

そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)

        是枝 裕和,佐野 晶 宝島社 2013-09-05
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                                                    by ヨメレバ

久々に映画館で映画を観ました。子どもの取り違え騒動が世間を
騒がせていましたが、実際にそんな場面に出くわしたら、自分は
何を思うのでしょうか。間違いでしたか、じゃあ交換しましょう、
何てそんなことは、決して出来るはずないのだと心が教えてくれます。

6年間育てた息子は、他人の子でした――。
大切に育ててきた6歳の息子。
彼は、出生時に病院で取り違えられた他人の子供だった
(amazonより)

福山さんがお父さんなんて、と違和感を覚えていましたが、
(と言うのは福山さんに生活感がなく、いい意味で結婚とは程遠い
独身貴族なイメージがあったので)この映画では、子どもよりも仕事を
優先してしまう冷たい雰囲気の父親像にとてもマッチしていました。
むしろ素で振舞っているようにすら見える。息子が自分の子ども
ではないと知り、「通りで自分に似ず物覚えが悪いわけだ」と
一番に非難の感情が沸く。どうしようもない現実に直面したとき、
選択するのは、息子を手放すことというのもその描かれた性格からは、
納得のもののように思えました。リリーフランキー演じる子沢山の
家庭で過ごす息子の様子を見て、自分は父親にはなれないのではないか
と感じてしまう。その様子がとても上手く描かれています。
しかし、それは間違っていたと気づくとき。
最後に「なあパパを許してくれよ」と息子に話しかけるところでは、
涙が止まらなかった。自分の付属物のように思っていた「子ども」が、
一人の人間としての「個人」として認められようにも感じました。
実際に起きた海外の取り違えの事件では、子どもを交換して暮らして
いる家族もあるようですが、今でも交流を続けて、パパとママは2人
いるということを教えているとテレビでやっていたのですが、
やはり、少しでも自分の子どもと思い育てた赤ちゃんは、離れがたい
絆が生まれるものなのだなと思いました。親子は血縁ではない
ということかな、とも思いました。もう一回観てもいいかも。
小説も読みたいです。

★★★★★*95

是枝裕和監督

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2014年1月13日 (月)

「なぎさ」 山本文緒

なぎさ (単行本)

        山本 文緒 角川書店 2013-10-19
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                                                    by ヨメレバ
 
山本さんの待望の新刊とのことで、期待していました。
が、いつもの癖で文庫になるのを待っていようか迷って
いたところ、「王様のブランチ」で特集をやっており、
思い切って購入。久しぶりの山本さんは、一皮剥けていました。
 
故郷を飛び出し、静かに暮らす同窓生夫婦。夫は毎日妻の弁当を食べ、
出社せず釣り三昧。行動を共にする後輩は、勤め先がブラック企業だと
気づいていた。家事だけが取り柄の妻は、妹に誘われカフェを始めるが。
(amazonより)
 
王様のブランチで紹介されると売れる、というのは有名な話で、
ただ話題性で売れているのか、面白くて売れているのか分からないので
いつも購入を躊躇してしまうのですが、今回は思い切って購入して
よかったと思いました。山本さんの書籍は十四、五冊目ですが、
この本は過去の作品を振り返っても、どの作品にも
当てはまらず似てもいないものだと感じます。それもそのはず、
この本はなんと十五年ぶりの長編小説。書けないスランプの時期を
乗り越え生み出された作品なのです。内容は、「妻」「夫の部下」
「妹の恋人」という奇妙な三つの視点から描かれています。
読みやすさを追求するのなら、「妻」の他に、夫自身や妹の視線で
描かれればよさそうなのに、なぜこの三視点なのか。
初めを読んでいるうちは違和感がありました。しかし、読み進めるうち、
このいびつな三つの視線が交差し、より人間の感情の生々しさを
生み出していると感じました。物語は、波がゆっくり水面を描くように
静かに進んでいく。この本全体から漂う形の悪さは、まるで誰をも
傷つけないように気遣う主人公の心を描いているようでもある。
専業主婦になり手持ち無沙汰で何も持ち得ないような不安感から、
カフェの経営を手がけられるようになるまでの、慌しく自分が変わる様。
周りが動き出し、淀んでいた日常から、陽の当たる場所に上る途中の
様子がとても巧妙に描かれている。ぱっと明るい場所に出られたわけでは
まだない。小さな光はさしているが、いつ陰ってもおかしくないし、
ラストははっきりいって清々しくない。これがまた続くのだ、と
強く示される。しかし、始めの薄暗い視界はもうない。自分でも
薄く光の差す場所を探すことが出来るだろうと強く思う本でした。
主人公の両親について、一番もやもやしたまま終わったような。
もう少し描かれていてもいいかなと思いました。続いての新作に期待。
 
★★★★☆*86

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2014年1月12日 (日)

■雑談:そのうち復活します

明けてます、おめでとうございます。

なんて年始の挨拶書いてみましたが、すぐ下の記事が
去年の明けましておめでとう記事で絶句です。笑止です。
 
これまで根気よく付き合ってくださっていた読者の皆さまも
きっと飽きれて戻ってきていただけないかもしれませんが……
 
気を引き締めて……今年もよろしくお願いします。
 
今年は本の感想文はもちろん、旅行の記事が増える予感です。
あと、雑談が。
気長にお付き合いください。
 
最近読んだ本は、
 
・「なぎさ」 山本文緒
・「怒らない禅の作法」 枡野俊明
・「エロスのお作法」 壇蜜
 
などなど。相変わらず節操なく読んでおります。
 
感想は後ほど。
 
いつも遊びに来てくださりありがとうございます。

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