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2012年10月20日 (土)

「9S ナインエス <1>」 葉山透

20121201_1

読書感想文再開します!宣言。長らく書いたり書かなかったりを繰り返して
おりましたが、また再開することをここに誓います。今までよりも
感想が短かったりするかもしれませんが、本を読み感想を記すということを
わたしはやめられないのだ、やりたくて仕方がないと気づいたのです。

かつて「狂気の天才」と呼ばれた一人の科学者がいた。彼が残した
驚異の発明は「遺産」と呼ばれ、それを求める国家や組織は、
今でも後を絶たない―。そして現在。海上に浮かぶ循環環境施設
スフィアラボが、施設内の「遺産」を狙った武装集団により占拠される。
制圧には困難が予想される中、切り札として召集されたのは拘束具に
身を戒められた奇妙な少女だった!「遺産」を熟知する天才的な頭脳に、
誰もが心奪われる美貌。その正体とは一体…。ついに解き放たれた謎の
少女と兇暴なテロリストの壮絶な闘いが今、始まる!
電撃が贈る鮮烈なハードアクション。(Amazonより)

「0能者ミナト」が近年稀に見ぬ面白さだったので、初期作も期待して
読んだのですがわたしにはイマイチでした。アマゾンではかなり高評価
のようなので、単に好みの問題かもしれません。ちなみにこの本は絶版
しておるらしく、手に入れるのがかなり大変でした。本屋を11軒ほど
まわり……苦労して手に入れた割には、それほどでもなく、少し残念
でしたが、むしろ11軒まわってまでも本を手に入れたいという、
本好きならではの好奇心というか、感情の高ぶりを、思い出させてくれた
本でした。ちなみに、秋葉原の書泉に売っていました。あそこの
ライトノベル品揃えは神です。ところで、内容はというと、IT駆使系。
脳内の思考回路をプログラミングしたり、それによってテロを起こす
ような物語。このシリーズは続巻がかなり出ているので、登場人物の
出会いの馴れ初めがメインとなっています。「0能者ミナト」のときも
思ったのですが、葉山さんは、馴れ初め話がクドイです。いい意味でも
悪い意味でも。馴れ初めがしっかりしているから、続巻の2巻以降に
面白みが出ていいのだと思いますが、1巻からがっつり馴れ初め……
というのは、シリーズものの掴みとしては、どうなのか?と思わなくもなく
(というか1巻しか出さないつもりだったら仕方がないのだが)
1巻は楽しく面白く過ぎ、2巻以降に実は彼らの出会いはね……と
続けた方が、ウケがいいような気がしてならないのでした。これも単に
好みの問題かも知れません。文章はとても読みやすく、ファンタジーを
書くために生まれた作家だと痛感します。面白み溢れるよい文体です。

★★★☆☆*83

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