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2011年4月22日 (金)

「デュラララ!!」 成田良悟

デュラララ!! (電撃文庫 (0917)) デュラララ!! (電撃文庫 (0917))

著者:成田 良悟
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おー久しぶりに電撃文庫!なんでこの本を読もうと思ったのかすっかり
忘れてしまいましたが、図書館の予約本を取りに行ったら入っていたので
はて……、まぁ読んでみるかしらん、と。軽い気持ちと、久しぶりの
ライトノベルの感触に期待。『ヒートアイランド』よりも面白かったな。

竜ヶ崎帝人は、高校入学を機に田舎から東京にやってきた。初めて歩く
大都会・池袋は、それはそれは大きな衝撃を彼に与えた。街には
溢れんばかりの人でごった返している。そんな光景を見ながら、
つくづく自分ひとりではここにいる事は出来なかっただろうと思った。
池袋には帝人の幼なじみの正臣が住んでおり、今日も街を案内してもらう
約束だった。人を避け街を進みながら、正臣は「関わってはいけない
敵に回してはいけない、アブナイ人物」について警告をはじめた。
池袋界隈のカラーギャングを初め、様々な個人名があがる。その中には
謎の黒バイクの人物と、『ダラーズ』という謎の組織も含まれていた。
話をしているうち、早速帝人と正臣は謎の黒バイクの人物・デュラハンと
街で遭遇するのだが……。

先日読んだ垣根涼介の『ヒートアイランド』も池袋だったので、
なんだよまた池袋かいな、と思いながら読んだので、ちょっと
斜に構えた部分があるかもしれない。ライトノベルにしては文字が多く、
しかしそれでいて読みやすい若向けの感じを出しており、そう言う意味
では、ライトノベルの中にも文学的な何かを埋め込まれていたような
気がした。中盤までの謎が、読み進めるうちに一つずつ明らかに
なっていく様は、とても面白く、なるほどここで繋がるのね、と
リンクの面白さを感じた。(ある種伊坂幸太郎的?)特に『ダラーズ』の
支配者が、なんとあの人だった、という部分には、おぉ!、となり、
だけど、その人が主観の章でのなよなよした性格からは微塵も想像できず、
どうも別キャラクターにしか思えなかった。今時の若者は、裏表があり、
これこそが、と言われれば、「ネットの恐怖的なもの」を感じないわけ
でもないのだけれども。ならば、最後までイザヤに主導権を握られず、
支配者であり続けてほしかったなぁ、とか思ったりした。ネット上では
絶対的な主導者として、むしろ面割れしない方が、面白さが増したように
すら思った。これ続きあるのかしら。でも読まないと思う。
個人的にこのストーリーに中毒性を感じない。

★★★☆☆*84

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