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2010年2月 3日 (水)

【DVD】木更津キャッツアイ ワールドシリーズ

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日本シリーズと一緒に、ワールドシリーズもかりました。借りて
しまったがために、日付またぎ5時間ノンストップ視聴、というわけで、
大変疲れました。でもまぁ観て良かったな、と。というか、ドラマが
2回も映画になるって結構凄いよな、とかしみじみ思いました。

ぶっさんの死から3年が経ち、バンビ、うっちー、マスター、アニは、
ぶっさんにきちんとさよならを言えなかった後悔を抱えながら、
バラバラの生活を送っていた。ある日、公務員になったバンビは
大型ショッピングモール建設予定地で、死んだはずのぶっさんの声を
耳にする。その声は「それを作れば彼が来る」と囁く。
「それ」を作れば、ぶっさんが帰ってくるに違いないと思ったバンビは、
マスターとアニと共に、「それ」が何なのかを考え始めるのだが……。

内容は「フィールド・オブ・ドリームス」を下敷きにしに、いつも
ながらのコメディタッチで進んでゆく。ようやく最期を向かえ、
弱りゆく自分の姿に虚しさを覚えたぶっさんは、みんなに、
「見舞いに来んな」と言った。それを素直に受け取ってしまった
4人は、ぶっさんの最期を看取ることが出来なかった。ぶっさんは
ああ言いながらも、本当は見舞いに来てほしかったに違いない。
来んなと怒鳴られながらも、あの時行っておけばよかった、
彼らはそんな思いを胸に、再び木更津の街に戻ってくるのだった。
幽霊の大量出現によって、ギャグ満載になりながらも、
ここにも蟠りの重さがとても上手く描かれている。
「ああしていればよかった」という後悔である。死んでしまった人は
生き返らない。何度も生き返ってきたぶっさんも、もう死んでしまった
のだ。その思いつめた気分と、はちゃめちゃなクドカンワールドが
あいまって、絶妙な切なさを生み出していた。一人だけぶっさんの
姿を見えない父・公助の存在もよかった。こちらはサブという形で
進んでいくので、なぜ見えないのかの答えは出てこない。しかし、
最期にぶっさんが死んでしまうシーンで、納得することが出来る。
そうか、そういうことか、と。よく死に目に会えない、というが、
こういうことも考えられるな、と思ったりした。まぁたぶんそれらを
応用した宮藤さんのアイディアだとは思うのだが。それにしても、
ハッピーエンドを予想していたからか、ラストシーンで切なさが
過ぎった。「もう帰ってくれよ」と言う言葉の裏に、出てこなくたって、
いつも考えているんだから、と呟かれたような気がした。
日本シリーズより面白い。DVDで十分だが、見て損はない。それにしても
櫻井くんが格好いい一作。特にやっさいもっさいが。笑。冗談です。

★★★★☆*86

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