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2010年1月27日 (水)

【映画】かいじゅうたちのいるところ

20100127_1
なんだか、わたしの近辺でかいじゅうかいじゅう言ってる人が多かった
ので、「どれどれ、どんな怪獣(物)なんだい?」とやまぎさんのように
興味を持ち観てきました。(やまぎネタが分かる人は相当コアです、
すみません……)で、そしてまぁ、かいじゅうたちが、いました。

イタズラ好きのマックスは、姉のクレアにかまってもらおうと
ちょっかいを出す機会を狙っていた。雪球を投げつけ驚かせてやろう。
弾は見事に当たったが、しかし、クレアは彼を無視して友人たちと
遊びに行ってしまった。一人寂しく過ごしていると母親が帰ってきた。
でも仕事のことで思い悩んでいる母親もまたマックスのことを構っては
くれなかった。夜になり、母親が恋人を家に呼び楽しく話をしている
様子を見てショックを受けたマックスは、母親を困らせることにした。
喧嘩をして、家を飛び出し、走りに走った。気づかぬうちに森の中に
迷い込んだマックスは、その奥で一艘の小さな船を見つけ漕ぎ出した。
嵐にあいながらも、辿り着いた無人の島には、大きな怪獣がいた。
マックスはかいじゅうたちに「王様」として仲間に入れてもらうのだが……。

レディースデーは大変嬉しいですね。一般料金の高さが身に沁みます。
しかし東宝系列で映画をあまり観ないので、なかなかシネマイレージ
が貯まりません。せっかく6本観ると1本ただ、なのにな……とか。
ちなみにこれの前に東宝で観たのは「アキレスと亀」でした。2年前;
さて、話を戻しこの映画は、と言いますと、ちょっと肩透かしな
感じだった。というのも、もっとCGをバリバリ使ったものなのかと
思っていたので、その「作りこまれていない」というところに、
なーんだ、と感じたのだった。何を隠そう、かいじゅうたちは、
着ぐるみである。それが見え見えな状態で、(その着ぐるみ感を)
CGで隠さないものだから、安っぽい雰囲気が否めないのだった。
そうして、かいじゅうたちの間で繰り広げられる、ちっとも可愛げの
ない現実的な会話と、絶望的なほどの堅苦しいいざこざ。そんな中に、
小さな少年マックスが入り込み、さらに状況を悪化させてしまうのだ。
小さなかいじゅうの森で戦争が起き、みんながぼろぼろになる。
何となく強引な感じが漂うストーリーではあったが、途中でふと
思い出した。そうなのである、これは「絵本」が原作なのだ。
よく絵本にはそうした傾向があるように思うのだが、大人の世界や
常識を子どもに理解させるため、小さな大人の世界を見せる。
子どもはすべてを理解するわけではないが、「なんとなく悪いこと」
を理解できるようになったり「こうした方が人が喜ぶ」ということを
知ることが出来るようになるのだ。この映画はそれについて、
よいものだったように思った。かいじゅうの世界の取り決めは、
大人のわたしが見ても、すぐには理解できないものだった。けれど、
ふと現実の世界に戻った時、かいじゅうたちの何かを思い出してしまう、
そんな物語であった。絵本の本質を描くのは大変だっただろうと
考えると、その着ぐるみ感も、音楽の賑やかさも、騒がしい子どもも、
納得できるような気もした。でもちょっと安っぽいのよね……。そこだけ。

★★★★☆*85

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