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2009年8月16日 (日)

【映画】HACHI 約束の犬

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一つ後悔したことは、なぜ字幕を選ばなかったのか、という点。
いや、字幕があったら字幕を観たはずなんですが、夏休みの
親子向けって感じで、行く映画館は全部吹き替えつきだったのです。
それが最大の後悔。字幕だったら、良さ2割増だったと思う。

音楽科講師であるパーカー・ウィルソンは、駅で犬を拾った。
冬の寒い日に、小さな子犬がホームを歩いていたのだ。
初めは駅に預けるつもりだったウィルソンだが、
1日迎えが来なければ、保健所に連れて行かれてしまう事を知り、
家につれて帰ることにした。妻の反対にあいながらも、
成長した犬「八(ハチ)」は、ウィルソンを送りに駅にやってくる
ようになった。そして夕方になると、また迎えに来る。
そんな献身的なハチは、いつしか駅を利用する人びとの中で
人気者となっていた。しかし、ある日ウィルソンは死んだ。
学校に行ったきり、帰らぬ人となり、ハチは駅でウィルソンを待ち続ける。

あらすじを全て知りながらも、なかなかいいなと思えるのは、
犬の演技がよいからかもしれない。子ども時代、
青年時代、晩年、と3匹の犬がハチ役をするのだが、
それが何とも良い感じだった。犬好きにはたまらないだろう。
私は猫好きですが、犬が飼いたいかも知れないと思った。
今や犬はペットとなり、しかも家族として扱われるようになったけど、
犬は喋らないから、人間をどう思っているかは分からない。
だから、こうして直向な、献身的な姿を見ると、
人間はより涙を流すんじゃないだろうか。そうか、ありがとうと。
それにしても、リチャード・ギアの吹き替えが北大路欣也だったので、
合わないことこの上なしだった。いや、北大路欣也も嫌いじゃない
んだけど、なんかこの映画のイメージじゃなかったのだ。とても。
そもそも、この映画がわざと和製映画として作っている映画を、
それまた日本語で観るって言うのが、やっぱりおかしいんだろうと思った。
断然、字幕で観るべき。せっかくリチャード・ギアが頑張ってるからね。
私的には、根本を辿って、むしろ「ハチ」じゃなくてもよかった
のではないか、とさえ思う。英語圏版、「忠犬ハチ公」を、
もっとアメリカに受け入れられる感じで作ればよかったのに、と。
これは日本のために作ってくれた、優しい映画だと思う。
まぁ、それはお節介かどうかは別にして。安い感じはあまりしない。

★★★☆☆*85

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