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2009年4月25日 (土)

【映画】重力ピエロ

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あらすじは小説の方引用してます。さて、はい、行って来ました仙台。
うっかり舞台挨拶付き鑑賞券のページを見つけてしまい、うっかり
予約したら席が取れてしまったため、うっかり仙台まで観に行ってきました。
うっかり過ぎるよね。最近本当私うっかり過ぎると思うんだ。

28年前に起きた連続強姦魔事件。
その被害者のうちの一人が私の母親で、その時出来た子供が弟・春だった。
父親と血を分けていない春は、外見が似ているはずもなく、
また両親や私の持ち得なかった絵画の才能にも恵まれている。
そんな自分と家族との差に気づき始めてから、春は必要に「性」を憎んでいた。
どうしたら犯してしまった人間の汚らわしい性を納得できるのだろうか。
どうしたら纏わりつく邪悪な遺伝子を拭い去ることが出来るだろうか。
私がそう考えている頃、奇妙な連続放火事件が発生した。

結果、よい映画でした。『重力ピエロ』という物語を作るに当たって、
これ以上にないキャストに恵まれた映画であったと思う。
あぁ、本当にみんな『重力ピエロ』が好きなんだ、っていう感じ。
だから、これはもう映画の善し悪しではなく、出来上がった
映像の『重力ピエロ』を楽しむべきなんだと思った。
だって、文字が、映像になったんだよ?凄いことだよね、と思う。
もちろん、何かイメージと違うと言う部分は多々あったけど、
でもそこに描かれているのは、伊坂さんの『重力ピエロ』だった。
一番良かったシーンは、犯人を撲殺するシーンだ。
とても物騒なシーンであるけど、バットを片手に躊躇している春が、
後ろを振り返り兄を見つけたときの微笑み。それが最高だった。
そのシーンにセリフはないのだが「やっぱジョーダンバッドには
兄貴がいなくちゃいけないんだよ」ってそんな言葉が聞こえそうだった。
この映画について、兄弟愛の描き方は抜群に良かった。
何と言っても回想シーンや昔の写真で、出てくる子役たちが可愛い。
それに本当に仲の良い兄弟のようだった。演技とは思えない親密感。
これがあったからこそ、加瀬亮と岡田君の演技が生きたように思う。
あと小説でも推されていた、「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」と
「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」という、
あの伊坂さんの伝えたいことが、ちょっとわざとらしく、
しかし、上手く描かれていたと思う。
残念だったのは、話し言葉が若干堅苦しいことと、
事件的な面白みが兄弟内で解決してしまっていること。
言葉が堅苦しいのはね、ちょっと脚本さんどうにかしてよって感じ。
事件的な面白みは、でもこちらを強調すると兄弟愛が希薄になって
しまったのかな、と考えると仕方がないような気もする。
さすが仙台で観ただけあって、建物が映るたび「あれ、あそこじゃない?」
とか、こそこそ会話しているのが聞こえた。いいな、そういうの。
私も自分の家の近くでやって欲しい。ねぇ、そう思いませんか?
仙台の人にとても愛されている映画だと分かりました。

★★★★☆*88

舞台挨拶は、加瀬亮と相澤さんという脚本家さんでした。
加瀬亮を見に行ったんですが、緊張しぃなのか、
話がぐるぐるしたりして、何言ってるのか
よく分からないとことかありました。笑
もっさりヘアの泉水でしたが、加瀬亮はさっぱりした髪型に
なってました。また何か映画出るんかなぁ、とか。
そう言えば、入り口でサイン入り写真を貰いました。
加瀬亮と岡田君と、森田監督のサインが入っていました。
しかしたぶんサインしてからプリント焼き増ししてると思う。
直筆っちゃ直筆だけど、生ではありません。
私は加瀬亮のサインがあんまりシンプルなんで、ツボにはまりました。
あとで写真載せようかな。余談ですが加瀬亮は誕生日が一日違いです。笑

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コメント

今日朝一で観て来たよー。〇都宮で(笑)

あーハンカチ忘れて大変だった。何度泣いたことか。。
本当にあの子役たちの演技にはやられたね。
キャストが決まったとき、春は岡田君のイメージじゃないと思ってたけど、映画を観たら春だなあとすんなり納得できた。
加瀬亮のちょっと頼りないひ弱な感じのお兄さんも良かったし、何よりメガネがとてもよかったよ(笑)

仙台っていい街だなあって、またこの映画を見て思った。自分の街で映画を撮ってくれたら嬉しいよね。
そういえばこの前会社の最寄駅で「ごくせん」の映画の撮影をしていて、沢村一樹と小池徹平をちらっと見たよ
。よく見えなくて分からなかったけど(笑)

投稿: すきま風 | 2009年5月24日 (日) 15:18

>すーちゃん

これよかったよねー思った以上によくって、行った甲斐あった。
何せ仙台だったもので、もしつまんなかったらどうしようって、
はらはらだったんだよね(笑)
そうそう、子役が抜群に良かった。岡田君も私そんなに
好きではなかったけど、春役には良かった気がするね。
まぁで、加瀬亮は加瀬亮で、もえもえだったし。

そう言えば、伊坂さんは色々映画化らしいね。
いろいろ映画か過ぎて追いつけてないよー。
観れてない映画たくさんあるな、残念。
また観ようね。

あ、そうそう、この間職場の近くで、林君が食事してたよ(笑)
びっくりした。韓国料理屋さんでね。
多分同じ事務所の子達と一緒だったけど。
おーいるもんだな、普通に、と思ってぼーっとしちゃったよ。

投稿: るい | 2009年9月17日 (木) 18:19

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