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2009年1月30日 (金)

「ジェネラル・ルージュの凱旋 下」 海堂尊

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫) ジェネラル・ルージュの凱旋(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫)

著者:海堂尊
販売元:宝島社
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楽しかったなぁ、でも映画はどうしようかなぁ。堺雅人好きとしては、
気になるところなんですが、原作好きとしては、竹内結子が微妙で
あまり観たいと思えないなぁ、とか思っていたりします。
しかし、凄いわ。次も読みたいなぁ、って思うもの。

速水が特定業者と癒着していると言う内部告発文書だったが、
無情にもそれは事実だった。あっさりと事実を認め、
処罰を受け辞職するつもりの速水。しかし、癒着の原因は、
病院経営の赤字にあった。採算の取れない救命救急での器具を
少しでも多く購入するため行われていたのだ。
罪は、罪として裁かなければならない、リスクマネジメント委員会は、
どうにかして速水を救い出そうと、手を尽くす。

最後がメロドラマみたいで正直あまり好きではなかったのですが、
差し引いてもこの本は面白かった。堅物なお役人的考えと、
病院の実情の衝突。それに挟まれた速水を、みんなはどうにかして
救おうと躍起になるのだ。偉そうで、無鉄砲で、頑固者で、
でも速水は英雄である。人望が厚く、敵対していた人間までもが、
いつしか彼を救おうと手を差し伸べてしまうのだ。
理不尽な裁きで、この病院から速水を失うわけにはいかない。
そんな熱い思いが、まるで実際にその場にたったように、
感じることが出来るのである。とても面白い。
一つ分からなかったのは、何故か速水の恋愛対象が、
いつの間には花房師長になっていたこと。あれ?翔子じゃなかったの?
みたいな、疑問を覚えつつ。ラストシーンは綺麗過ぎて微妙だと思う。
かと言って今まで通り、と言うわけには行かない道を
選んでしまったのだから、誰かが出てゆかねばならないのだろうけど。
読者としても速水がいなくなるのは、残念で仕方がない。
いつしか遠いところでの逸話が語られるのを楽しみにしたい。

★★★★☆*86

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