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2008年12月16日 (火)

「林檎の木の道」 樋口有介

林檎の木の道 (創元推理文庫) 林檎の木の道 (創元推理文庫)

著者:樋口 有介
販売元:東京創元社
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読む本を間違えたな……。何だか久しぶりに感想書く気がする。
友人にお薦めされた作家さんだったので、どれ読んでみようと
思ってみたら、積読してた本の中に樋口さんの本を発見。
いつ買ったかは忘れましたが…しかし、別の本にすればよかった。

暑く何もすることのない夏休み。
仕方が無いから、悦至は屋上の庭園に池を掘ることにした。
母親の職業柄、溢れかえるバナナの木のお陰で、
そこは熱帯の様相を成していたが、池では黒い出目金を飼う予定だ。
そんなある日、突然昔の彼女から、電話があった。
突然悦至と話がしたくなったと言う。しかし今さら
好意を抱けなかった悦至はそれを断って、作業を続けた。
だが、二日後、彼女が死んだことを知る。渋谷で会いたいと言っていた
彼女は、なぜ千葉県の端で死体となって見つかったのか。

文章の言い回しは、伊藤たかみ+笹生陽子みたいな感じ。
大変申し訳ないが、私はあまり好きではない言い回し。
読みなれていけば慣れるのだろうけれども、まだ免疫がないため、
ところどころ読み飛ばしそうになったり、つっかえたりする。
ただ根本的に残念なのが、キャラクターに魅力的な説明がない点と、
何を思ったのか、高校生でありながらハードボイルドを狙っている、
という微妙な設定。どうにも好感を抱けなかった。
バナナ研究をする母を持つ主人公悦至がまず最初から
どんな人なのか分からないのだが、それは読み進めればまぁいいとして、
その主人公と殺された女の子由実果との関係がさっぱり分からない。
仲が良かった、良くなかった、の判断は、寝たか寝ないかなのか?
そのわざと隠された部分がいやらしいし、そんなどうでもいい子だった
なら、首を突っ込まずそのままにしておけばいいのに、と私的に思った。
別に関わりたくないけど関わっちゃった、という成り行きは、
女の人を大変侮辱した設定であるし、未成年でありながら、
「ビールはあるかな」なんて言わないだろう。変だよ。
と本編とは違うところで違和感を覚えて、私は楽しめなかった。
それに、「事件」といった意味合いでも、面白くない。
結局最後犯人が分かったのに、なにその終わり…みたいな。
こんなんだったら、最初から事件にしなければいいのに。
情があって終わるならまだしも、これはないだろうと。
ズタボロに言っていますが、他の本も読んでみようと思います。
せっかくなので。次は『ぼくとぼくらの夏』かな。

★★☆☆☆*65

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