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2008年12月17日 (水)

【DVD】スウィングガールズ

20040809
毎日ちょっとずつ観て、ようやく観終えました。
前評判が良かったので、期待しすぎていたということもあり、
感想はちょっと肩透かしだった、という感じ。
うーん、上野樹里と、貫地谷しほり、本仮屋ユイカはよかったな。

真夏の教室で、つまらない数学の補講を受けていた友子たちは、
そのたるい時間から抜け出すために、弁当の配達を買って出た。
野球部員を応援しに出かけた吹奏楽部の元へと、
弁当を運んでいくが、途中居眠りしてしまったため、
弁当はかんかん照りの中放置されることに。
何も知らずそれを食べた吹奏楽部員たちは、
食中毒で運ばれ入院してしまった。折角勝利した野球部員だったが、
次の試合で応援歌が流れないと言う、悲惨な結果になってしまう。
そこで食中毒の原因を作った友子たちが、演奏するように命じられた。
音楽を知らないメンバーが揃い、へっぽこビッグバンドの活動が始まる。

何かもったいないな、と思ったのは、練習のシーンがほとんどない事。
最後の演奏なんかはとても上手かったし、
前途多難だったそれまでを思い返すと、感動的な仕上がりである。
でも、そこで泣けないのは、それまでに練習についての「苦労」が、
全くもってないからだろう。もちろん、練習のシーンはあった。
だけど、クラシックならともかく、ジャズなのだ。
先生がへたくそなように、とても難しい音楽である。
みんな心を一つに、と言っているが、心を一つにして練習している
様子がなく残念だった。せめてリズムが合わないと言って、
仲たがいするくらいの方が、アクセントがあってよかったと思う。
練習もしないのに、完璧な最後の演奏…と言った感じで「?」が
浮かんでしまい、素直に感動できなかったように思った。
あとは、最後悪者になるのが、上野樹里一人、という、
ちょっと取ってつけたような感じだったので、
何かもう少しあっても良かったかもと思った。
この映画で一番見所だったのは、一度与えられたものを、
奪われてしまう悔しさの描き方である。
悪意のない教師・白石美帆によって、「もういいよ」と
突然活動の停止を言い渡されてしまう友子たち。
その時浮かぶものは、やっぱり安堵よりも、悔しさなのだ。
それが自然の感情として伝わってきて、青春の悔しさを思い出した。
うーん、娯楽ですが。音楽は楽しいものだと思える映画です。

★★★☆☆*80

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