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2008年11月15日 (土)

「アイソパラメトリック」 森博嗣

アイソパラメトリック (講談社文庫) アイソパラメトリック (講談社文庫)

著者:森 博嗣
販売元:講談社
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どれだけ森さんにはまっているのか、と言うのは、
二冊連続で感想を書いちゃうほどですよ、とさり気に主張しておきます。
今回はとても薄かったので、さっくり読めました。
何だか森さんのSSって新鮮ですよ。いつもなが-いんで。

「大きさ」
人間は体の大きさを自由にコントロールできるようになった。
小さい方は五十センチから、大きいほうは二十メートルまで。
でも交通機関に乗れるのは二メートルまでで、
しかしスポーツをするなら大きい方がいい。
今や百メートル走は三秒台の争いなのだ。

一話一話がとても短いので、さっくりおやつ感覚で楽しめます。
しかもどれを読んでも外れなし。
どの話にも、森博嗣、というエッセンスが凝縮して盛り込まれています。
この本で一番感じるのは、人が見落としがちな、
斜めからの独特な視点と、奇妙なまでに洗練された言葉遊びだろう。
「大陸間弾道弾」なんて、真剣に読んだものなら、
あまりの〆に笑うしかない。その真剣あり、かつ、
溢れ出すユーモアに、きっと皆惹かれるのだろうと思いますね。
それはそうと、巻末にご自身の写真があり(他にも挿絵に写真あり)、
思わず手を止めてしまいました。確かどこかで、
森さんの写真を見たことがあった気がしたのですが、
改めてまじまじと見たのは初めてのことだったので、
「へーこの人が」と妙に感慨深く思いました。
個人的に何だか恰幅のいい松本清張的なイメージを持っていたため、
「なんだ、犀川ではないか」と可笑しく思いました。
いや、何も可笑しいことなどないのですが、
まるでそんな感じに思えたので、思わず。
ともあれ、続けて読んでいこうと思います。噂によると、
シリーズ物じゃない方が面白いらしい…って、いうかこんなに
シリーズあるのに?笑 ま、徐々に攻め込みます。

★★★★☆*89

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