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2008年11月

2008年11月30日 (日)

■2008年11月に読んだ本

■2008年11月に読んだ本(10冊)

11.01 ★★★☆☆*78 「人形式モナリザ」 森博嗣
11.05 ★★★☆☆*83 「流れ星が消えないうちに」 橋本紡
11.06 ★★★★☆*87 「疾風ガール」 誉田哲也
11.08 ★★☆☆☆*70 「元社員」 吉田修一
11.14 ★★★★☆*88 「笑わない数学者」 森博嗣
11.15 ★★★★☆*89 「アイソパラメトリック」 森博嗣
11.16 ★★★★★*93 「温かな手」 石持浅海
11.21 ★★★★☆*88 「ちいさな幸福」 角田光代
11.22 ★★★★★*90 「フラッタ・リンツ・ライフ」 森博嗣
11.30 ★★☆☆☆*75 「君の望む死に方」 石持浅海

10冊中4冊が森さんって、結構危険ですよねぇ。
偏ってる、偏ってる。違う人読もうかな。
と言いつつ、今森さんの「詩的私的ジャック」読んでるんですが。笑
桜庭さんも投げちゃったし最近女の人の本を全然読んでいない。
今日図書館に行ってきます。

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「君の望む死に方」 石持浅海

君の望む死に方 (ノン・ノベル) 君の望む死に方 (ノン・ノベル)

著者:石持 浅海
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


うーん、微妙。せっかく「温かな手」で凄く良かったのに、
あれ、ちょっと相性合わないかしら、とか思いました。
人の心の動きって難しいですね。まぁミステリなんて、
死体ありきだから、動機の重要性なんて小さいのだろうけれども。

ソル電機の創業社長である日向は、ある決意を抱いていた。
ガンを宣告され、直る見込みもない。余命は六ヶ月だと言われた。
私は会社のために全てを尽くしてきた。そのことに悔いはない。
それどころか、どこか晴れ晴れした心持で、
死期を迎えられそうな気がした。
六ヶ月経ったら、私はもうこの世にはいないのだ。
それならば、私を殺したがっている人物に殺されてやるのもいい。
私は君に殺されるとしよう……。

微妙な原因は、まず動機。母親の死をきっかけに、
昔の過ち、母親と日向の不倫を知ってしまったと言う設定だが、
そもそも本当に日向のことを母親が心配・応援しているのだとしたら、
その事実は絶対に語られないはずである。
その災い墓場まで…という感じで、口を割らずに母親は死んでゆく
のではないだろうか。それに例えば不倫の口を割ったとしても、
父親を殺したのかもしれない、なんていう危ない憶測を、
そんな簡単に語ったりしないだろう。
そのお陰で母親がとても底意地悪く見えるのは私だけだろうか。
それに、例えばその事実を知ったところで、社長を殺し、
ばれずにその後を過ごそうと考える梶間もまた、相当の悪党である。
むしろ日向よりタチが悪いと思うのは私だけだろうか。
という諸々の点から、あまり納得して読むことが出来なかった。
おまけに解決の予想がつく。きっと優佳が何かをやらかすだろう、
といういやな予感。主人公が細心の注意を払っても、
書いているのは作者なのだから、間違いなく優佳は気づき、
犯行はトレースになる。大変微妙。ばればれを読み直してる感じ。
何とも面倒な感じになっていて、とても読みにくかった。
それと例え無礼講だとしても、社長のまであんな失態は見せないだろう。
なにせ当の本人たちは、出世研修だと思っているのだから、
絶対にあのような状態にはならないだろう。強引、微妙。
せっかく石持さんはすっきりした推理劇が面白いのに、
他の部分で全て潰したような感じが私はしてしまった。残念。

★★☆☆☆*75

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2008年11月28日 (金)

11/28つばき@十三ファンタンゴ『"光" 新月夜』東名阪ワンマンツアー

200811281

11/28つばき@十三ファンタンゴ『"光" 新月夜』東名阪ワンマンツアー

■セットリスト

 亡霊ダンス
 ブラウンシュガーヘア
 風向き
 スタイル
 雨音
 水色の羽根
 春の嵐
 心の傘
 曖昧な夜
 花火
 coffee
 夢見がち
 流れ星をあげる
 めまい
 片道キップ
 真夜中3時の商店街
 覚めた生活
 光~hikari~

ED

 サヨナラ
 君がいなければ

ED

 バタフライ

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2008年11月25日 (火)

■雑談:ライブばかりですが、ぼちぼち本も

こんにちわ。
今日も読書部屋に来てくださってどうもありがとうございます。

最近ライブに明け暮れていて、あんまり本を読めていません。
でも少し前よりはまだマシになってきて、
音楽と本の均衡がようやく保たれるようになったなと思います。

ここは一応読書部屋なので(笑)、
基本的に本の話しかしていませんが、
バンドの話もなかなか出来るようになってきました。

カテゴリーにありますから分かるように、
「つばき」というバンドが好きです。
あとは「FoZZtone」や「ウラニーノ」なんかも好きです。
もし「そのバンド知ってるー」等ありましたら、
是非お話しましょう!ライブにもいますのでそちらでも。

さて、そろそろ年末ですねぇ。
目標冊数には遠く及ばない気がしますが、
読んでいる本はとても自分のためになっていると思います。
これからも急がず楽しみたいな、と。

何冊か更新しました。
お時間のある方はお読みいただければと思います。

351 08.11.22 ★★★★★*90 「フラッタ・リンツ・ライフ」 森博嗣
350 08.11.21 ★★★★☆*88 「ちいさな幸福」 角田光代
349 08.11.16 ★★★★★*93 「温かな手」 石持浅海

■今読んでいる本
・「君の望む死に方」石持浅海著
・「それから」夏目漱石著
・「荒野」桜庭一樹著 (期限内(明日)に読み終わらなさそう…)
・「詩的私的ジャック」森博嗣著
・「月光ゲーム」有栖川有栖著

何かお薦めがある方は是非~。
辛口で切るかもしれませんが(笑)しっかり読ませていただきます。

ちなみにたまに聞かれますが、私は同時に何冊かの本を読む人間です。
その方が飽きずに全体的に早く読み終わります。
要すると、「飽きっぽい」んですよ、たぶん。

ではまた。

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2008年11月22日 (土)

「フラッタ・リンツ・ライフ」 森博嗣

フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life

著者:森 博嗣
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


「スカイ・クロラ」第四巻です。スカイクロラシリーズは、
読み始めるとあっと言う間に読み終わってしまいます。
あさのさんの「バッテリー」をもったいない、と思って読んでいた
あの時のような。素晴らしい。そして結末がなければいいと矛盾に思う。

僕はその秘密を忘れてしまいたかった。
何も知らなかったあの時の状態に戻りたいと強く願った。
けれどそれは無理なのだ。僕は何故こんなことを考えるのだろう。
何にも執着せず、何にも興味を示さなかったはずのこの僕は、
今は何故か草薙のことばかり考えている。
彼女はこれからどうなのるのだろうか。
また散香に乗り飛びまわることが出来るのだろうか。
こんな思いを持つのは、きっとそこに愛があるからだろう。
可笑しな話だ。僕はキルドレだと言うのに。僕は最後に草薙の声を聞いた。
そんなはずはないのに、あれは彼女の声だった。

森博嗣という人を意識して初めて読んだ本は「スカイ・クロラ」だった。
何だかそれの随分前にミステリィの方を適当に漁って
途中で投げた記憶があるが、ここではその話は抜きにしよう。
で、まず始めにスカイクロラシリーズから読み始めたことについて、
私はちょっと幸運だったように思う。ご存知のように森さんは、
ミステリィ作家である。私もこれまで数冊読んだけれど、
全て完璧なるミステリィだった。密室大好き。人が死んで当たり前。
死体を見ながら冷静に謎解きスーパー主人公。等々……
まさにミステリィと言う感じだった。ところが、このスカイクロラは
全くの逆なのである。ミステリィでは絶対に語ることの無かった、
愛の無情、生きると言うことの無情、死ぬと言うこのと無情を、
真正面から真剣に描いている。言ってしまえば、ミステリィでは、
ギャグ要素だってふんだんに織り交ぜられていた。人はこんなに
滑稽に簡単に死んでゆくんだって、あざ笑うかのように。
けれども、スカイクロラを読んだら、森さんのイメージを
がらりと変える必要があるだろう。愛とは何か。何故人は戦うのか。
全ては「愛」を持ってしまった不器用な人間たちの、
それを振りかざした無意味な主張でしかない。どの「愛」だって
間違ってはおらず、間違っていないからこそ、それが厄介なのだと。
「ダウンツ・ヘヴン」まで読み、ミステリィを挟んでこの本を読んだ。
するとこれまでとは違った思いでこの本を読むことになった。
人が死ぬことが個人には無意味だと知っている人間の、愛情の描き。
それを感じられるだけ、物語の層がぐっと深くなったように思う。
「お元気で」と僕が言うシーンがある。お元気で…例えば、
S&Mシリーズだったとしたら、気取った無意味な言葉にさえ聞こえる
その挨拶で、何故今こんなに涙を堪えなくてはいけないのだろう。
馬鹿みたいだ。馬鹿みたいだと思うことが、馬鹿みたいだ。
それが愛なのだと、森さんは丁寧に少しずつ教えてくれるのである。

★★★★★*90

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2008年11月21日 (金)

「ちいさな幸福」 角田光代

ちいさな幸福<All Small Things> (講談社文庫) ちいさな幸福 <All Small Things> (講談社文庫)

著者:角田 光代
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


角田さん20冊目です。凄い、いつの間にそんなに読んだんだろう。
SSに近い短編集でしたが、20冊目にふさわしい本でした。
角田さんはたまに読むと心に沁みます。たまにじゃなくても
沁みますけれども、より楽しめるように思います。

「7」
長い長い討論の末、香が九歳の時両親は離婚をした。
香は母方につき生活するようになったが、
「年に一日だけ父は香と過ごす」という取り決めがあった。
日にちは七月の第一日曜日。香の誕生日が六月三十日であったから、
その誕生日の祝いも兼ねていたのだろう。香はこの日を毎年
楽しみにしていた。この日だけはどれだけ贅沢な事も叶えてもらえる。
欲しい物だって何だって買ってもらえる。けれども、父親との
会話が減り始めると、香の中では違う感情が動くようになっていた。
こうして全ての望みが叶うのは、どこか父親を恐喝しているように思う。
そもそも、年に一日だけ会いたいなどと、一体誰が思い決めたのだろうか。
香は今、会わなくなった父親を思い出す。

本当に大切なものなんて、その時は感じることも出来ずに、
そして理解することも出来ないのだと、私は思う。
この本自体は「記憶に残るデート」というテーマで、
短編が寄せ集められているのだが、一言で「デート」と言っても、
人それぞれ、色々なものがあるのだと、角田さんは言う。
ページの中盤に、投稿した方の文章も載っていて、
へーなるほど。あーあったなそんな感じのこと。
と、様々な形で昔の自分を見つけることが出来た。
小説の中で特に好きだったのが「7」番目に書かれている話だった。
離婚し、年に一度しか会えなくなった父と娘の話なのだが、
あまりに距離を置きすぎた二人はお互いにどう接したらいいのか
分からなくなり、次第に会話は減ってつっけんどんになってしまう。
最後には反発して会わなくなり、けれども今思い返し、
一番心に残っている「デート」は父親との無言のあの時間なのだ。
誰が会いたがったのか? 父親か?それとも子どもだった自分のためか?
知らずに褪せてしまったように思った愛情は、
ただその方向を見誤っていただけだと気づくのだ。
香は父親に会いたいと思う。そう思うなら、
きっと父親もまたそう思っているに違いないのである。
その他、デートの話の数々でしたが、恋愛小説嫌いな私でも、
すんなり読め、とても共感する内容の小説になっていました。
角田さん、いつしか制覇できるかなぁ…道のりは遠そうですが。
森さんよりはマシかな。笑

★★★★☆*88

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2008年11月20日 (木)

11/20つばき@下北沢CLUB Que『"光" 下弦夜』東名阪ワンマンツアー

20081120

11/20つばき@下北沢CLUB Que『"光" 下弦夜』東名阪ワンマンツアー

■セットリスト

 覚めた生活
 片道キップ
 スタイル
 夢のあとさき
 猫
 coffee
 タブレット
 水色の羽根
 新曲(1)
 光~hikari~
 花火
 WIND(by akeboshi)
 青
 夜風に乗せて
 Money&honey
 妄想列車
 夢見がち
 君がいなければ

ED
 新曲(4)
 昨日の風

ED

 バタフライ

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2008年11月19日 (水)

11/19つばき@下北沢CLUB Que『"光" 宵待夜』東名阪ワンマンツアー

20081119

11/19つばき@下北沢CLUB Que『"光" 宵待夜』東名阪ワンマンツアー

■セットリスト

 coffee
 雨音
 カーテン
 曖昧な夜
 タイムマシン
 青い月
 夢見がち
 夢
 真夜中3時の商店街
 亡霊ダンス
 めまい
 新曲(4)
 アセロラ
 サヨナラ
 ブラウンシュガーヘア
 覚めた生活
 君のヒゲ
 光~hikari~

ED
 新曲(3)
 バタフライ

ED

 冬の話

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2008年11月18日 (火)

■雑談:予防策を講じる前に

こんにちわ。
今日も読書部屋に来てくださりどうもありがとうございます。

さっそくですが、風邪を引いてしまいました。
四日前から喉の辺りが怪しい感じだったのですが、
今日はついに咳が出始めました。

今までの私の傾向としては、「喉→熱→痰→鼻水」となるので、
そろそろ熱が出るんじゃないかと思っているところです。
熱は困るなぁ、食欲なくなるし、へろへろになる。
おまけに明日はつばきのライブではありませんか。

こんな日ばかりは、家でゆっくりしたいところですが、
休んでは給料が減るばかりなので、仕方なく働いてます。
そして明日たぶんライブも行きます。

皆さんもお気をつけを。
年内にインフルエンザの予防注射もしないとなぁ。
絶対、かかるんで(苦笑)嫌になりますね、まったく。

■今読んでいる本・読み終わった本
・「温かな手」石持浅海著
・「君の望む死に方」石持浅海著
・「フラッタ・リンツ・ライフ」森博嗣著
・「それから」夏目漱石著
・「ちいさな幸福」角田光代著
・「荒野」桜庭一樹著

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2008年11月16日 (日)

「温かな手」 石持浅海

温かな手 温かな手

著者:石持 浅海
販売元:東京創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


この人本当に凄いんだな、と思った本。というか★を5つ付けるのは
何日ぶりだろうか(笑)前回は「269 08.03.11 「SP」 金城一紀」
これは小説じゃないし、小説に遡ると、去年の宮部さんまで、
まったく一つもないのだ。あぁ辛口すぎたかしら、と思いつつ。

「大地を歩む」
――あ、吸われている。
ムーちゃんは手を握って、僕のエネルギーを吸い取ってくれた。
目の前には友人の死体が横たわっていたが、
ムーちゃんが僕に触れたことにより、
パニック状態だった思考が元に戻ってゆくのを感じた。
今日みんなでイチゴ狩りに行くはずだった友人・国元は、
布団の中で冷たくなっている。強盗か?と疑ったメンバーだったが、
彼の部屋には現金五十万円が置かれたままだった。
しかし、そもそも何故五十万円もの大金があるのか?
謎に包まれた部屋の中ムーちゃんは語りだした。

石持さんは絶対的権力を持つ人間を書くのが上手い。
裏を返せば、そんな書き方しかできないのか?とか失礼にも
考えてしまうが、あまりまだ冊数を読んでいないので分からない。
しかし、この本は大変面白かった。何しろ、ミステリでありながら、
とても人間味があるのである。森さんとは正反対的な。
もちろん森さんは森さんで神ですから、面白いんですが。
特に動機、と言う点で、とても納得の行く「怒り」や「憎しみ」が
描かれていて、拍手を送りたい。特に好きだったのはこの、
「大地を歩む」という話だったのだが、ここではひょんなことから
受け取ってしまった大金の使い道を実に上手く描いている。
マイルをコツコツと貯めているような堅実な人間が、
突然大金を手にしてしまったときの、醜い醜態。
それを見たくなかった彼女。何だか物語を少し齧っただけでも、
とても納得してしまうような話なのである。
おまけに、人の死を目撃した人間はうろたえる。
それが知り合いであったり、さっきまで一緒にいた人間であったり
すると、それはそれは酷い衝撃を与えることだろう。
その無駄なエネルギーをギンちゃんやムーちゃんは吸い取ってくれる。
無駄な、と言うのも嫌な言い方だし、地球外生命体、
なんて馬鹿げた登場ではあるが、逆に言えば彼らがいなかれば、
人間の悲しみは満たされたままなのだ。冷静に推理をするため
というのもあるだろうけれど、それよりも私は人間の無情を感じた。
最後の締めくくりを読めばそれがとてもよく分かるだろう。
ミステリと、人間味・感情の融合。人は人が死んで悲しいと思う。
それを理解しながら推理する、考えられた素晴らしい小説でした。
褒めすぎ?褒めすぎかな。最近ミステリに嵌りすぎて。笑
でも、本当に面白かった。石持さん短編の方が好きかも。

★★★★★*93

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2008年11月15日 (土)

「アイソパラメトリック」 森博嗣

アイソパラメトリック (講談社文庫) アイソパラメトリック (講談社文庫)

著者:森 博嗣
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


どれだけ森さんにはまっているのか、と言うのは、
二冊連続で感想を書いちゃうほどですよ、とさり気に主張しておきます。
今回はとても薄かったので、さっくり読めました。
何だか森さんのSSって新鮮ですよ。いつもなが-いんで。

「大きさ」
人間は体の大きさを自由にコントロールできるようになった。
小さい方は五十センチから、大きいほうは二十メートルまで。
でも交通機関に乗れるのは二メートルまでで、
しかしスポーツをするなら大きい方がいい。
今や百メートル走は三秒台の争いなのだ。

一話一話がとても短いので、さっくりおやつ感覚で楽しめます。
しかもどれを読んでも外れなし。
どの話にも、森博嗣、というエッセンスが凝縮して盛り込まれています。
この本で一番感じるのは、人が見落としがちな、
斜めからの独特な視点と、奇妙なまでに洗練された言葉遊びだろう。
「大陸間弾道弾」なんて、真剣に読んだものなら、
あまりの〆に笑うしかない。その真剣あり、かつ、
溢れ出すユーモアに、きっと皆惹かれるのだろうと思いますね。
それはそうと、巻末にご自身の写真があり(他にも挿絵に写真あり)、
思わず手を止めてしまいました。確かどこかで、
森さんの写真を見たことがあった気がしたのですが、
改めてまじまじと見たのは初めてのことだったので、
「へーこの人が」と妙に感慨深く思いました。
個人的に何だか恰幅のいい松本清張的なイメージを持っていたため、
「なんだ、犀川ではないか」と可笑しく思いました。
いや、何も可笑しいことなどないのですが、
まるでそんな感じに思えたので、思わず。
ともあれ、続けて読んでいこうと思います。噂によると、
シリーズ物じゃない方が面白いらしい…って、いうかこんなに
シリーズあるのに?笑 ま、徐々に攻め込みます。

★★★★☆*89

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2008年11月14日 (金)

「笑わない数学者」 森博嗣

笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫) 笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

著者:森 博嗣
販売元:講談社
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森さんの代表作の一つと言っていい作品です。
今まで数冊森ミステリィを読みましたが、
これが一番見事にミステリィで、森ワールドを感じるように思います。
一つ残念なのはトリックが前半で分かると言う点です。

萌絵と犀川は、数学者である天王寺博士の屋敷にやってきていた。
まるでスペースシャトルのような無機質なその屋敷の中央には、
プラネタリウムがあり、それを見ようと親戚一同が介している。
みな密やかに好奇心を抱いているのは、十二年前のこの場所で、
あるマジックが行われたからだった。豪邸の門前にある
巨大な石像を、天王寺博士が一瞬にして消してみせたのだ。
萌絵はマジックを信用していなかったが、実際に石像がなくなって
しまった庭を見て事実を認めざるを得なかった。
どうやって石像を消したのか…?謎が全員を支配した夜、
二人の人間が殺された。残されたマジックと、殺人の謎。
果たして二人はこのトリックを暴くことが出来るのか。

ネタばれ注意。読みたくない方は、読まないように。
唯一つ本当に残念なのは、前半部分でトリックが分かることです。
もしかしたら分からない人もいるかもしれませんが、
私が幼い頃いったことのあるプラネタリウムは、
天井ではなく、床が動くと言うものでした。
今回のトリックの、まるでそれです。だから、庭に石像がない、
と騒ぎ立てる登場人物たちが、やや滑稽に見えて、残念でした。
犀川とあろうものが、このような仕掛けならすぐ分かるだろう。
床が動いているのだし、犀川は建築の教授ではないか。
と、そこで随分がっかりしたのですが、読み進めてゆくうち、
この本では誰が犯人なのか、というもやもやした感じが、
とても上手かった。話の中で、「誰でも犯人になりえる」という
設定だったからか、入念に動機が練られており、どの人が犯人でも
おかしくないだろう、という見事な仕上がりだった。
いつもの森さんだと、動機が希薄過ぎて「誰も殺さなさそう」という
感じもするのだが(失礼)今回はどの人にも「人間味」があった。
やっぱり情愛と金、相続、というキーがよかったのでしょうかね。
それを考えると、森さんが人間の感情を、入念に書いてくれたら、
それはそれは鳥肌もののミステリィになるでしょうねぇ、とか。
だからスカイ・クロラはファンが多いんだと思いますよね。
無機質だけど感情の表現が美しいから。ま、ミステリィじゃないけど。
と、脱線しましたが、最後全てが解決するとき、その事件とは別に、
「観念」という偏りについて深く考えさせられ、とてもいい本です。
内と外、どちらが中で、どちらが外なのか。決めるのは
自分自身であり、その世界は果てがないのだと知ることが出来る。

★★★★☆*88

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2008年11月13日 (木)

11/13つばき@名古屋アポロシアター『"光" 満月夜』東名阪ワンマンツアー

20081113

11/13つばき@名古屋アポロシアター『"光" 満月夜』東名阪ワンマンツアー

■セットリスト

 覚めた生活
 亡霊ダンス
 瞬き
 夢見る街
 夜風に乗せて
 水色の羽根
 新曲(1)
 新曲(2)
 coffee
 タイムマシーン
 冬の話
 夢
 新曲(3)
 Money&Honey
 妄想列車
 ブラウンシュガーヘア
 真夜中3時の商店街
 光 ~hikari~

ED

 来る朝燃える未来
 君がいなければ

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2008年11月12日 (水)

■雑談:更新したページ

今日も読書部屋に来てくださり、どうもありがとうございます。

ネット開通まであと少し(笑)
今はネットがないから、パソコン自体をつけないので、
本ばっかり読んでいます。だから捗ってるのかも知れないなぁ、とか。

何冊か遡って感想書きました。
時間がありましたら、お読みいただければと思います。

346 08.11.08 ★★☆☆☆*70 「元社員」 吉田修一
345 08.11.06 ★★★★☆*87 「疾風ガール」 誉田哲也
344 08.11.05 ★★★☆☆*83 「流れ星が消えないうちに」 橋本紡
343 08.11.01 ★★★☆☆*78 「人形式モナリザ」 森博嗣

…ちなみに今読んでいる本はこちら。

・「笑わない数学者」森博嗣著
・「悪意」東野圭吾著
・「それから」夏目漱石著
・「君の望む死に方」石持浅海著
・「フラッタ・リンツ・ライフ」森博嗣著

今日の夜から名古屋です。
つばきワンマン!まってました。
学校終わってから行くので、バスに間に合うか心配です;

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2008年11月 8日 (土)

「元社員」 吉田修一

元職員 元職員

著者:吉田 修一
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


題して吉田修一の迷走。ひどくつまらない本でした。
どうした、吉田さん。いくら筆が詰まっているからって、
前作と同じようじゃ不味いです。それに書き下ろしだし。
買ってしまって大変後悔した本。読者にそう思わせるのはいけない。

始まりはたったの514円だった。いくら見直しても、
帳簿と金庫の中身は514円の差があった。何でもないその514円で、
何気ない気持ちで、読みもしない本を買ったのが間違いだった。
見知らぬ土地・バンコクでは、煌びやかな都市が広がっていた。
貧困の都市であり、けれど最先端の店が軒を連ねるその街は、
何もかも嘘のようだった。そうだ、あの514円が、次第に百万円になり、
一千万円になり、けれどそれはすべて嘘だったのだと、
自分に言い聞かせたかった。言葉の通じない女・ミントとの、
噛み合わない会話。ただ何も理解しなければ、楽なのだと誰かが囁く。

私が変わってしまったのだろうか。最近吉田さんの本を好きに
なれない。好きになれないならまだしも、「何故この本を書いたか」
という疑問さえも残り、とても煮え切らない気分になる。
特にそれが顕著なのが、海外旅行ものである。
海外旅行自体が出てくるのは悪くないことだと思う。
村上さんの『スプートニクの恋人』なんかはとても楽しんだ記憶が
ある。けれども、行き当たりばったりのバックパッカーを
書くほど危険な行為はないと思う。大体の旅行は目的を持って
行くものだが、このような一人旅行は、目的のない自由旅行が多い。
その開放的な気持ちを求めることも大変よく分かるのだが、
だからと言って気をつけなくてはいけないのは、
何を書いてもいいというわけではないということだ。
自由旅行では「偶然」が多発する。当たり前だ、行き先の決まって
いない旅行なのだから、偶然そこを観光し、偶然人に会う、
なんて設定も自由に出来るのだ。現代設定を超越したその背景は、
けれど多用することで大変味の薄いものになる。
何でもし放題。要するに目的の無い旅行と同時に、目的の無い小説
になってしまいがちなのである。おまけにこの本では、
何が言いたいのか、がよく描かれていない。それは吉田さんの味
(いい意味で)なのだが、あまりに筆が軽いので、
恐ろしく意味の薄い話になってしまっている。
栃木の公務員ってことになっているが、栃木である意味がさっぱり
分からないし、主人公が栃木っぽい感じがしない。
私は栃木県民なので、相当作り物っぽく感じた。
それに突然バンコクに行く意味が分からない。
金があるときに計画したのだから、バンコクなどと安いイメージの
ところではなく、ヨーロッパとかに行きそうなのに。
そこでも話のこじ付けを感じた。最後、豹変する主人公は、
読んでいて呆気にとられる。まさにそれはあの『パレード』の
低空飛行のごとく、背筋のぞっとする感じを狙っている。
けれども、それは三人称の効果が薄く、結局主人公の一人踊り、
のような感じがし、何とも後味が悪かった。
吉田さん、どこまでもついてゆきますので、是非筆を重く。

★★☆☆☆*70

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2008年11月 7日 (金)

■雑談:記憶の隅に一瞬だけ過ぎるものを追いかける

何だか全然更新されておらず、すみません。
ちなみにタイトルにまったく意味はありません。

会社が忙しくて打つ暇がなく……、そうなのです、
今実は自宅はネットが繋がっていないのです。
9月に引っ越したまま、まだ開通してなかったんですよね。

で、回線復旧予定は16日なのですが、
それまでは更新が少し不安定になるかもしれません;
今まで順調だったのが凄いぐらいです。笑 早く繋がらないかな~。
我ながらよくネットがなくてここまで持ったもんだと思いました。
皆さんもやってみては…?
ネット離れできない方多そうですよね、勿論私も含め。

***

余談ですが、明日は誕生日なので母が遊びに来ます。
誕生日に母親って、どんなに寂しいんだお前、
って感じですが、まぁ久しぶりなので楽しみです。
どこ行こうかなぁ~色々行きたいところはあるのですが、
どこも混んでそうで、行く前から億劫です。ダメじゃん。

今日も読書部屋に来てくださって、どうもありがとうございます。

■読んだ本、読んでいる本
・「疾走ガール」誉田哲也著
・「笑わない数学者」森博嗣著
・「悪意」東野圭吾著
・「流れ星が消えないうちに」橋本紡著
・「それから」夏目漱石著
・「君の望む死に方」石持浅海著

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2008年11月 6日 (木)

「疾風ガール」 誉田哲也

疾風ガール 疾風ガール

著者:誉田 哲也
販売元:新潮社
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知ってる人にはちょっとくどいかも知れないけど、
それを差し引いても面白かった。ただもう少しずれていると
よかったんだけどなぁ、とかぼやいてみたりして。
「ずれている」の意味は下の感想で述べます。誉田さん、初でした。

元バンドマンである祐司は今、小さな芸能プロダクションで働いていた。
業績は芳しくなく、先輩に怒られてばかりだ。
それと言うのも、以前一人の女の子をスカウトしたが全く売れず、
彼女の花の十代を無駄にしてしまった事を、ずっと悔やんでいたから。
祐司は軽い気持ちで、昔よしみのバンドハウスを訪れた。
ちょうど始まると言う「ペルソナ・パラノイア」のリハーサルを聴き、
言い表せぬ衝撃を受けた。一際目を引くギターの少女・夏美。
祐司は夏美を一人スカウトすることを試みるが、上手くはいかなかった。
そんな時、夏美が尊敬するバンドのボーカリストが自殺した。
バラバラになるメンバーと自殺の謎。夏美はどうなるのか…。

バンドの演奏風景の描写が、非常に上手い。最近私もライブハウスに
足しげく通っていると言う理由もあるのだが、
文章から雰囲気が漂ってくる、そんな感じがした。
多分バンドをやっていたのでは、と思うほどの緻密な機械説明。
そこにちょっとくどさを感じたが、知らない人が読むには
ちょうどいいかも知れない。内容はと言うと、
才能溢れる天真爛漫な少女の、立ち向かうべき現実、と言ったところ。
少女・夏美は天才であり、自らキラキラ輝く要素を持ち合わせている。
だから周りで努力をしながら必死になっている人間の苦労に、
気づけないのだ。突如メンバーに加わったと言うのに、
今までの曲にアレンジを加え、より質のよいものに塗り替えてゆく夏美。
けれども、作ったメンバーにしてみれば、それは積み上げてきた過去を、
呆気なく切り捨てられたも同然だったのだ。
夏美が一番尊敬していた人間の死。彼もまた夏美の輝きに惑い、
受け入れることの出来なかった人間の一人だった。
でもその事実を受け入れ、立ち上がらなければいけない。
その感情の描き方が、とても秀逸だった。
ただ、少し気になったのは、「尊敬=好き」という方程式は少し
違うのではないか、というもの。そこに恋愛感情はいらないように思う。
そうすれば、死んだときにもっとショックを受けると思うのだ。
それと、ズレについては、「疾風ガール」というタイトルに対して、
悩んでいる部分が多く前に進んでいないこと。
ページの大半が、死んでしまったカオルの謎に当てられていて、
バンド的向上心とかいうものの描きに欠ける。
もう少しその部分をさっくりとさせて、CDデビューまではいかない
ものの、走り続ける夏美を書いて欲しかったように思う。
楽しかった。誉田さん文章上手いです。好みかも。

★★★★☆*87

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2008年11月 5日 (水)

「流れ星が消えないうちに」 橋本紡

流れ星が消えないうちに 流れ星が消えないうちに

著者:橋本 紡
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


うーん微妙。味は「瀬尾まいこ+島本理生÷2」嫌いじゃないが、
どうも体が受け付けない気がした。と言うのも、恋愛本だった
というのもありまして。しかし、内容が大変薄いのに、
ここまで伸ばさなくてもいいと思う。二点視点いらない気がする。

わたしは最近玄関に布団を引き、夜眠ることにしている。
父の転勤のためわたし以外の家族は引っ越してしまったので、
この家には私しかいない。勿論始めは自分の部屋で寝ていたのだけれど、
恋人であった加地君が死んでしまってからというもの、
二人で過ごしていたあの部屋で眠ることが出来なくなってしまったのだ。
そんな時、転勤したはずのお父さんが一人家に戻ってきた。
会社にも行っていないようで様子がおかしい気がしたけれど、
わたしは玄関で眠っていることを尋ねられたくなかったから、
自分も質問しないことにした。わたしには今新しい恋人・巧君がいる。
巧君は好きだけれど、きっと私の中には加地君が住み続けるだろう。

こんなに長い必要はないと思った。とてもいい話なのだけれど、
予想は尽くし、話の筋はベタであるし、とあまり好感を抱かない。
そもそも2人の視点と言うのが多いのかもしれない。
確かに「わたし」視点で進んでいくと、加地の過ちが、
過ちのまま終わってしまうため、巧の視点は必要な気がするが、
何も視点にしなくても、巧が語って聞かせればいいだけのことだ。
それに最後のハガキに書かれていた内容についても、
中盤から引っ張って、引っ張った割りに、え?そんなこと?
結局自体は悪化しているのでは?という感じになっており、
個人的にすっきりしなかった。ゆったりと進んでゆくうちに
解決してゆく日常の悩み、と言ったところ。
劇的な変化はなく、けれどするすると解かれるように主人公
が癒されてゆくと言うのを主に書かれている。
それを楽しめない私は、やはり捻くれているのかもしれない、
と思いながらも、でもやはり恋愛ものは楽しめないと思う。
だって、こんなに常日頃死んだ加地のことを気にしているなら、
巧に申し訳なく思えて、普通は付き合わないんじゃないかと思う。
巧に失礼だと思うのは私の間違った考えなのだろうか。
綺麗どころに見えるのは、村上さんの「ノルウェイの森」を、
美しいと思ってしまうからだろうか。愛は分からない。

★★★☆☆*83

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2008年11月 4日 (火)

■雑談:大阪観光

200811031232000
大阪に行ってきました~。
タイトルに観光とありますが、メインがバンドのライブだったため、
本当に街中を観光したのは一時間程度でした。笑

大阪駅を降り立ったときは、そんなに大阪らしさを感じず、
「なんだこんなもんかー」とか思っていたのですが(失礼な)
心斎橋駅に着いてびっくり、どこもかしこも商店街、
みたいな雰囲気にまんまと飲まれて、「おおー大阪だー!」
と一人はしゃいでいました。

それと、大変当たり前ですが、周りをゆく人々が、
みな関西弁を喋っていていて、とても感心しました。
そして、凄く眠かった、という事情もあったのですが、
ぼーっとしていると関西弁が頭の中で上手く処理されず、
まるで外国にいるような気分でぼんやりしていました。
大阪人めっちゃ早口だしね。
けれどもみなお洒落で親切でした。東京人も見習って欲しいですな。

メインのライブはといいますと、とてもよかったです。
どのくらいって、それはもう「妄想列車」で叫んでしまうくらい。
ライブのために遠征なんてさぁ、と遠い目をしていた私でしたが、
行ってみるとわかる楽しさがあるな、と思いました。

(1)見慣れない町並みに興奮
(2)ここまで来たぞ、という達成感と期待
(3)ホームを離れたバンドメンバーの気合の入り具合
(4)馴染みファンがいるというささやかな安心感

等々、などから生まれる絶妙な感情の解け合いから、
質のいいライブが味わえるのではないか、と。
確かに東京で観るよりも、金は膨大に掛かりますが、
それでも、「行ってよかったかも~」という気持ちが、
少なくても今回も勝った大阪でした。
(前回は松山→大分→兵庫プチツアーでしたが)

そうそう、ただ一つ閉口したのが夜行バス。
実は夜行バス初めてだったんですよね。
帰りのバスはよかったんですが、行きのバスが
大きい割りに古いバスで、窓がガタガタガタガタなっていて、
眠れないよーと泣きそうになっていました。
ま、いつの間にか寝てたんですが。
乗る前に確認できないのがちょっと残念だなぁと。
安いからねぇ、仕方がないんだけれども。

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さて、画像はライブ前に道頓堀をぶらぶらした時食べたたこ焼き。
本場はいいですなー美味しかった。醤油とソース。
食べ物を立ち食いしているのに、町並みが綺麗で、
ここもまた東京見習えや、と思いました。
だって新宿とか汚くて仕方ないよね、と思いますよね。

そんな大阪でしたー。
楽しかったー♪

また読書復活します。ライブが満足だと、
読書がおざなりになる傾向があるな、いかんいかん。
読み終わっている本のレビューは多分遡って書き込みますんで、
気になる方は後でバックナンバーでも調べてくださいませ。

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2008年11月 3日 (月)

11/3つばき@shinsaibashi FANJ『MINAMI WHEEL 2008』

11/3つばき@shinsaibashi FANJ『MINAMI WHEEL 2008』

■セットリスト

リハ
 サヨナラ

***

 ブラウンシュガーヘア
 覚めた生活
 coffee
 カーテン
 真夜中3時の商店街
 妄想列車
 光

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2008年11月 2日 (日)

11/2つばき@大阪芸術大学『「おセンチ何センチ?」Main Stage'08~PICNIC~』

20081102

11/2つばき@大阪芸術大学『「おセンチ何センチ?」Main Stage'08~PICNIC~』

■セットリスト

 覚めた生活
 ブラウンシュガーヘア
 昨日の風
 タブレット
 スタイル
 悲しみの中から始めよう
 花火
 亡霊ダンス
 バタフライ
 光

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2008年11月 1日 (土)

「人形式モナリザ」 森博嗣

人形式モナリザ (講談社ノベルス) 人形式モナリザ (講談社ノベルス)

著者:森 博嗣
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


うーん、このシリーズ微妙。いや、ちゃんと分かりましたよ、
トリックも、おありになっている最後の一行についても。
でも何だかなー魅力に欠けるというか、うーん。
もっとシンプルにすれば、話が引き立つのにな、と。

練無の友人のつてにより、夏休みを避暑地のペンションで
過ごすことになった保呂草たちは、近所の私設博物館、
「人形の館」を見学していた。中にはたくさんの人形が飾られ、
またホールでは乙女文楽と言われる、人形劇が行われていた。
大勢の観客を前に、繰り広げられる人形劇……
しかし突然人形を操っていた演者が倒れ、辺りは騒然となった。
必死に館内を封鎖する保呂草たちだったが、
けれども、悲劇はそれだけではなかった。舞台櫓で
黒子として演じていた老婆が何者かに殺されていたのである。
櫓に登るルートは一つ。一体誰が彼女を殺したのか。

まず、事件と問題提起が遠いので、何だか肩透かしを食らった
気分になると言うのが第一。そして保呂草さんまたですか、
という微妙に納得がいかない結末。いや、わかりましたよ、
最後の一行のお義母様。そうか、これがモナリザね、と。
でも、それ以前に何だか今回は設定や推理に余分なものが多く、
つまらなかったと言うのが原因であるように思う。
一つ目に別に泊まるのペンションじゃなくてもいいのではないかと。
ペンションに泊まっている人は一人も出てこないのに、
いちいち「客には会わなかった」などの言い訳文があり、わざとらしい。
二つ目に林の愛人七夏はの存在意義がしつこい。
物語り全体の解決ヒントになっているのか、と思いきや、
女の葛藤が目立ち、話が逸れているように思う。
三つ目は前回もそうだけど、主要キャラクターが四人いるという、
入り組みと、雑然とした物語の運び。四人もいるのだから、
個性をはっきりさせるか、もしくは各本の中で、主人公格の人物を一人
決めるかして進めればまだすっきりするだろうに、
誰が主だかわからない状態で進んでいく上に、一番信用を読者に
持たせ掛けている保呂草が、今回もまた最後でひっくり返してくれる
ので、何が何だか正直よく分からない。何が言いたかったんですか、
みたいな。殺人事件と、その保呂草の事件があまりに離れていて、
一緒にする意味がよく分からないと言ったところ。
だって別に殺さなくても盗み出せるでしょうに、と。
うーん。S&Mの方が楽しいかもしれない。疲れるんですよねぇ、
いかんせん登場人物が多いので、それだけで。
それだけで、トリックの質が落ちてしまっているようにも
思えてしまうんですよね。素人意見ですが。

★★★☆☆*78

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