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2008年9月14日 (日)

「感染」 仙川環

感染 (小学館文庫) 感染 (小学館文庫)

著者:仙川 環
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「ししゃも」?のとき気になっていて、読んでみようかと思っていた
作家さんでした。が、完璧に読む本を間違えました…。
以前にも書いたかと思いますが、ヒット作から読まないと、
その後違う本を読もうと思えないタチなので。

葉月は、ようやく幸せを手に入れたと思っていた。
夫はバツイチではあるが、優秀な医者である啓介と、
結婚できたことによって、これから明るい未来が来るだろう。
しかし、そう思っていたのもつかの間、次第に熱は薄れ、
夫婦の距離は離れてしまっていた。自分ではやはり啓介の妻は務まらない。
そんなある日葉月は、夫と前妻との子どもが誘拐されたことを知った。
身代金の要求をされ、その際に葉月は警察に通報をしてしまい、
その結果子どもは焼死体で発見されることとなった。
責任を感じつつ、理由を探るうち別の事件との関連性を見つけ…。

一つまず始めに思ったのは、葉月に救いがなさ過ぎる。
人間そんなもんよと言われてしまえば、「まぁそうかもしんないけど」
って感じですが、バツイチの男と結婚して、前妻とは不仲。
その上夫とも不仲になりつつあり、前妻との子どもは誘拐され、
挙句の果てには、まるで葉月のせいで死んだかのように言われている。
こんな状況になったとしたら、私はとてもじゃないが、
事件を解決しようとか、そんな気は起きない気がする。
まぁ、小説は、小説ですから、そんな設定でも、話は進むわけで。
ストーリー自体は、たまに特番でやる二時間ドラマと言う感じで。
何だよ、その例え、と言われそうですが、火曜サスペンスほど、
どろどろしてはいないけれども、医療についてや警察についての、
子細がなかなか盛り込まれていて、エンターテイメント、という感じの本。
読んでから気づきましたが、この本デビュー作だそうで、
それにしては、確かに面白かったのかも、と思わなくもない。
出来れば、起承転結の配分が上手くなるともう少しスムーズに、
読めるし、設定をもっと重大事項から緩和してもらえると、
重大事件のほうに目を向けられるのになぁ、と。
他の本も後ほど、読んでみようかな。是非ヒット作を。

★★☆☆☆*68

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