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2008年7月20日 (日)

【映画】クライマーズ・ハイ

0807312
これも小説を読んでいたので、ちょっと期待していなかった映画…
でも喧騒とか、慌しさはよかったなぁ。でも横山さんの伝えたいこと
かなり削除されていて、よく映画化できたもんだ、と思った。
うーんレプリカ感を消せているようで、案外消せていないなと。

群馬県御巣鷹山で起きた日航機墜落事故は
長野と群馬の県境で起きたため、情報が錯綜した。
一体どちらの県に落ちたのか……? 
地元新聞社としては、県内で起きた事故なのか、
そうではないのかで、扱いが違ってくるから重要なことだった。
そんな中、遊軍として社の窓際族となっていた悠木が、
この事件のデスクとなる事になった。この事故で
本当に伝えなくては何なのか、慌しい空気の中、悠木は奔走する。

一番の失策は、「メディアの失態」を削ったことだろう。
それによって、悠木がなぜ窓際族になったのか、
新聞を発行すると言うことに、何の意義があり、
それを何のために自分が行っているか、という問いかけが皆無である。
映画で大々的に取り扱えなかったんでしょうかね?
よく分かりませんが、原作には、「知る権利」と「報道する権利」と、
「個人のプライバシー」という重大な要素を含んでいる。
名前を公開してはいけない人間の名を、公開してしまい、
その家族を苦しめ続けてしまっていると考える悠木という男。
映画では、それが全くなく、ただ孤児院で社長に引き取られたので、
社長に逆らえない犬……みたいな、しょうもない感じになっていて、
「で、何?」という感じだった。孤児院と、離れられない会社と、
でも新聞の発行と何が関係あるの?と言う感じだった。
おまけに友人の死も何だかちょっとイマイチな効果だったような。
一つ良かったのは、新聞社の内部の喧騒の描き方である。
とても臨場感があった。ざわざわした感じ、誰かが衝突しあう感じ、
一つの小さな情報に振り回される感じ……それらは、
とてもよかった。それを見られただけで、まぁ観ても良かったかな、
とは思った。新聞社内部の脇役キャストには、
どこかでみたことのある脇役役者さんたちが勢ぞろいしていた。
そう言った意味でも、ちょっと豪華でいいかもしれない。
まぁストーリーは原作ファンには絶対お薦めできないと思いますがね。

★★★☆☆*80

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