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2008年7月13日 (日)

【映画】ダイブ!!

0807311
これはちょっとないんじゃないか、とガッカリした映画。
今年はガッカリすることが多いなぁ…という心の呟きはおいておいて
ドラマの「一瞬の風になれ」も酷かったけど、
これもかなり酷いラインだと思うよ、残念だけど。

智季は幼い頃眺めた飛び込みに魅せられていた。
高い飛び込み台…コンクリートドラゴンから、
美しい弧を描き入水する水の競技。中学生になり、
ようやく飛込みが様になってきたが、なかなか記録は伸び悩んでいた。
そんな時、経営問題から、智季の通うジムが閉校の危機に晒された。
再建するためには、ジムからオリンピック選手を
輩出しなくてはならない。そこで新しいコーチを招き、
チームを強化する特訓が始まった。

何だかいいところが全部潰れていたように思う。
第一に、何を伝えたいのか、と言うところに問題がある。
小説では智季が飛び込みに「目覚める」という輝きがあったが、
映画ではそれが皆無である。元々強い。どうにかなるだろう……
そんなものでは、この感動は伝わらないのである。
主人公は酷い劣等感を抱えていなければならない。
もちろん性格上、外見で分からなくても。
間違っても弟に恋人を取られたから、と言うのが原因ではない。
原因の一部ではあるが、それが原因の基ではないことを、
しっかり区別しなくてはならない。本当は要一に負け、
なかなか上昇できない自分に苛立っている。
彼の中には彼女など、途中からとおの昔になくなっているのだから。
それが何だか色恋沙汰、みたいになっているし、笑えない。
それとこれは小説では気づかなかったと思うことがあるのだが、
このジムの選手3人すべてが決勝争いをする、というのは、
とても奇異な光景であると言うこと。電光掲示板の上位に並ぶのは、
何故か脆弱だったはずのジムの3人。最後はチーム内での争い、
みたいになっていて、正直陳腐さを感じた。
映像にするときは、そういう事を未然に察知して、
例えば飛沫を違うチームに所属させるとか、
そういう工夫も必要なんじゃないかと思う。
そして、小説で感動したあのラストは、全く持ってない。
森絵都ファンは、見ない方がいいのではないか、と個人的には思った。
林君や、その他の出演者は、それぞれいい演技をしていたと思う。
でもそれ以前の個人では変えられない何かが、
邪魔をしてくすんでしまっていた様に見えた。お薦めしない。

★★☆☆☆*65

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