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2008年5月31日 (土)

【映画】アフタースクール

20080601
佐々木さん観たさで行ったのですが、堺さんもよかった。というか、
キャスト以前に注意しておくと、この映画、寝たら一巻の終わりです。
きっと真剣に見ていても「え?どういうこと?」って思う人多いはず。
若干間延びしてる気もするんですが、なかなかスリリングです。

中学校で教師を務めている神野の元に、柄の悪い、
同級生の島崎と名乗る男がやって来た。彼は木村を探しているという。
神野が親友である木村に連絡を取ると、朝から姿を消したままだった。
彼はどこに行ったのか……神野は島崎と共に街中を探し始めるのだが、
島崎が駆使する怪しげな闇情報を追いかけるうち、木村は
勤め先の社長を追いかけ、何か事件に巻き込まれたことが分かった。
一体木村はどこへ行ってしまったのか?
嘘つきなチンピラと、同級生をめぐるサスペンスが始まる。

ネタばれします、ご注意。割かし詳しく説明してますので、
映画を観ても全然分からなかった、と言う方は読んでいただければと。
まず「アフタースクール」というタイトルで、学芸会チックな
イメージを抱いている方、綺麗さっぱり捨てましょう。
この映画で教室のシーンは、最後のワンシーンしかありません。
サスペンスなのか、ミステリなのか、よくわからない切り替えの多い
この映画は、私はとても伊坂幸太郎の小説に似ていると思う。
待ち受けるは、最後のどんでん返し。そのどんでん返しまで、
その種を観客に知られてはいけないし、またそのラストが、
意外で驚かせるものでなくてはいけない。
その要点をまさについた構成であるといえる。
物語の話に移ると、この物語の中には、四つの筋がある。
神野の会社社員に神野を探せと依頼された「北沢(島崎)チーム」
総理大臣ととあるホテルで賄賂の受け渡しを計画する「社長チーム」
その社長を内部告発しようとしている「木村と警察チーム」
その賄賂受け渡しの隣のホテルで密売計画をする「暴力団チーム」だ。
そもそもの発端は、暴力団チームの勘違いから始まる。
警察が、本当は総理大臣の賄賂を監視しているのに、
自分たちの密売計画を行っているホテルを見張っていると勘違いした
暴力団チームは、密売計画がバレたルートを片っ端から探ってゆく。
結果一番怪しいのは、親分の元愛人(常盤貴子)ということになり、
次に元愛人を探ってゆくと、一緒に住んでいる「木村」という男
に突き当たった。調べてゆくと、どうやら「木村」は、
その暴力団と深い付き合いのある梶山商事の社員らしいではないか。
親分は、もしかしてその梶山商事が組を警察に売ったのではないか?
それを梶山商事に伝えたところ、梶山商事の社員は、
その男・木村を探すようにと、「北沢(島崎)」に頼むことになった。
そして「北沢」は島崎という偽名を使い、木村の幼馴染「神野」を
尋ねてやってくる。「神野」は、木村が警察と手を組んで、
内部告発しようとしていることを知っていたが、知らないフリをし、
「島崎」と一緒に木村を探し回った……というわけである。
最初はその内部告発の部分と常盤貴子の登場が、
とても上手く隠されているので、まんまと騙される。
映画の構成上、ラストはかなり呆気ない感じになっていたので、
真剣に見ていないと、「え?どういうこと?」と思う羽目になると思う。
面白いのだが、残念なのは張り詰め過ぎている点。ヒントがなさ過ぎる。
と、ヒントがなさ過ぎるために、飽きてきて間延びを感じる点である。
何だかもう少しポップに?やってくれたら面白かったんじゃなかろうか、
と思いつつ、笑えました。大泉さんが出て笑わないわけないでしょう。
堺さんもよかったし、まぁ観てよかった。

★★★★☆*87

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コメント

ありがとう・・!
マジで私みたいな理解力のない人間には、一回じゃ理解できない。
本気でもう一度観に行こうとしている私です。

あれだけでこんなに解読できるるいちゃんを尊敬してしまう・・・そして解説でなるほど!と思いながら思い出してました。
これを胸に、再度挑戦だ!笑

投稿: すきま風 | 2008年6月 6日 (金) 22:04

>すーちゃん

こんにちわ……すみません、めっちゃ遅くなりました(号泣)
コメント確認する癖が抜け落ちていて、申し訳ない。

アフタースクール、楽しかったけど、
今となっては難しかったなぁ、という記憶の方が強いと言う(笑)

また映画見に行きましょう♪
「クライマーズ・ハイ」も観たいなぁ。
その前に「DIVE!!」だけどもね。

投稿: るい | 2008年7月 9日 (水) 11:12

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