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2008年4月19日 (土)

「僕はパパを殺すことに決めた」 草薙厚子

08042001
今後は小説以外も読んでいこうかと思います、はい。
まぁ今までも読んでいたことには読んでいたのですが、
感想って書きにくいから、うん、ちょっと犬猿していたのですが、
まぁ、これ読んだよくらいのメモとして書いておきます。

小説以外はあらすじ省きます。
この本は少し前に話題になっていました、
調書流出事件で、精神科医が捕まってしまった例の事件です。
高校一年生の男子生徒が、父親を殺すに到ったまでの、
もろもろな物語が書かれています。勿論、実話です。
ところで、特に気に留めて読まなかったので、
一体どこからどこまでが流出してしまった調書なのか
分からなかったのですが、かなりふんだんに引用が使われていました。
実父、実父の両親、継母、実母、実母の両親……
出てくる大人たちがあまりに残酷な人間に見え、
読むのが辛かったほどでした。
学歴社会が生んだ、歪んだ親の愛情。
こんな教育を受けている子どもは少なくないのではないか、と思います。
幼稚園から掛け算九九を始め、小学校の塾では飛び級。
出来ない問題があると、実父が殴る蹴るの暴行を加える。
結果積もり積もった少年の思いが爆発し、
継母、兄弟二人を殺害する放火事件へと発展してしまうのだ。
勉強の軋轢から逃れるため……
しかし、この事件で一番怖ろしい、というか呆れてしまうのは、
実父や、実父の両親が、少年が優秀な高校に入ったことに、
ちっとも後悔していないことである。
幼稚園の頃から殴られながら勉強し、性格を歪ませよい学校に入った、
というのに、ちっとも罪悪感がないのだ。
その現実に私は愕然とした気持ちを覚えた。
まるで優秀でなければ我が子でないようなことを言う。
そんな人間ではないような親を排除しない限り、
このような事件は減らないのではないかと、私は思いました。
ところで、この本は読むことによって、
様々な事を知ることが出来るし、読んでよかったとも思う。
しかし、調書流出というのは、やはりいけないもので、
そのような犯罪を犯してまで訴える方法がなかったのか?
と考えると、とても疑問である。

★★★★☆*87

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