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2008年4月 6日 (日)

「恋愛中毒」 山本文緒

恋愛中毒 (角川文庫) 恋愛中毒 (角川文庫)

著者:山本 文緒
販売元:角川書店
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長い道のりでした、はい。珍しく三週間くらい読んでました。
そもそも、恋愛小説を私が読もうとしたのが間違いだった。
そしてこれは「恋愛」に「中毒」している話なんだろうか?
よく分からないけど、面白くはなかった。

僕の会社には、水無月という古株のおばさんがいる。
社内では社長の愛人であるという噂が立っているような人で、
この人には逆らわない方がいいと先輩が言っていた。
そんな彼女とある時二人きりで酒を飲まなくてはならなくなった。
社交辞令として聞いた彼女の恋愛話だったはずなのに、
彼女は自分の過去を淡々と語り始めた。
恋愛に「中毒」になった女が明かす、深く熱く暗い過去を。

果たして「中毒」とはどのような状態を言うのであろうか。
辞書を引くと、「毒にあたること」とかしか出てこないのだが、
要するに麻痺して何度も同じ事を繰り返してしまうことだろう。
もしくは、その甘美な世界に酔いしれることである。
麻薬とか、薬とか、そんなところと同じじゃないだろうか。
それで考えなくてはいけないのは、前の語「恋愛」との関係である。
「恋愛」に「中毒」になるということは、どんなことか。
酷い別れ方をして、もう男となんか付き合うものか、
と思い、けれど新たな男に惚れてしまう……
簡単に思いつくのは、こんなところじゃないだろうか。
これが一般的である。しかし、この小説は毒がある。
そもそもこの水無月という女の「恋愛」という要素が、
かなり偏屈で偏っているのだ。
男が自分のものにならないと必要に付きまとうという性悪な、
ストーカー的性質を持った女である。
そんな女の恋愛中毒。かなりあくが強すぎて、どこをどう楽しんで
「恋愛中毒」とすればいいのかよく分からないのである。
おまけに私は恋愛小説が嫌いである。
山本さんだからいけるだろうか……と思ったのだが、
少し甘かったらしい。残念。もう少し大人になったら読みましょう。
大人になっても変わらないかなぁ。

★★☆☆☆*75

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