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2008年2月13日 (水)

【映画】チーム・バチスタの栄光

20080214
★★★☆☆
今年二本目の微妙…。これはテレビドラマでいいですわ、
と思わず言いたくなる設定でした。いかんせん竹内結子がちょっと…
殺人の動機も、「殺すの楽しかったんで」みたいに、
狂人という要素が押されていて、納得できませんでした。

素晴らしい成功手術歴をもつ「チーム・バチスタ」だったが、
ある日から突然術内死が続くようになってしまった。
疑いを掛けられた「チーム・バチスタ」の犯罪是非を問うため、
調査を開始した。関係者を一人ずつ面接していくが、しかし
手術について門外漢である主人公は、それ以上の事が分からなかった。
仕方なく白旗を揚げようというとき、厚生省から役人・白鳥がやって来た。
見るからに嫌悪感を抱かせる白鳥と、一連の事件を解決できるのか。

まず一つよかったと思う点は、手術のシーン。
本物の医療機器を使い、医者の指導の下行ったという手術演技は、
かなり見ごたえがあり、「術内死」と言って、
手術後に心配停止音が鳴る時の緊張感や鳥肌が、とても伝わってきた。
しかし、それを凌ぐ勢いで、気になるところはたくさんある。
一つは、殺人の動機が曖昧。
犯人は疲労困憊して、精神的に参っていた。
それに、手術を成功させ英雄と謳われるのは桐生ばかりで、
自分は報われない思いばかりをしている。
また動物実験において、自分は簡単に人を殺せることをしってしまった。
という設定が、原作小説にはある。
だが、映画の設定では、それが完璧に抜け落ちていた。
だから、「何で殺したの?」という主人公の問いかけに、
「殺すのが楽しかったんで、つい」みたいな、
かなりアホくさい理由になってしまい、死者が報われない。
一方、映画にいて、動物実験のくだりをなくしたのは、
動物保護団体から、何かクレームが来そうだ、
と考えたのではと思われ、あまりいい気はしない。
もう一つは、突然出てくるソフトボールの試合と、
ロックコンサートのシーン処理。どう受け取っていいのか、
投げやりすぎてさっぱり分からない。
さらにもう一つは、竹内結子の演技が、天然キャラを目指したらしく、
ボケーっとした感じだったので、主人公に共感する事ができず、
どのシーンでも感動し泣くということはなかった。
奇抜な白鳥の他は、みんな容疑者である。
観客は一体誰に感情移入すればいいのだろうか?
以上のことを考えると、テレビドラマで十分です、といった所だった。
例えると、ドラマから映画になった、「踊る大走査線」や
映画らしいドラマである「Dr.コトー」などよりも、
質が低かったように思う。残念。阿部さんは最高でしたが。

*80

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