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2008年2月 8日 (金)

「夜かかる虹」 角田光代

夜かかる虹 (講談社文庫) 夜かかる虹 (講談社文庫)

著者:角田 光代
販売元:講談社
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個人的な感想として、角田さんの本には当たりと外れがある…。
勿論面白いか面白くないか、なんですけどね。
この本は後者です。何が言いたいのかよく分からない本。
読んでいると誰でも成長過程があるのだ、と思います。いい意味で。

「夜かかる虹」
私には、双子に間違われるほど私そっくりな妹がいる。
しかし、見た目の全てが似ていても、性格はまるで違うのだった。
幼い頃から、妹は全ての大人たちを私から奪った。
だから私は、妹をいじめていじめて、いじめ抜くことにした。
口の中に石を詰め込んだり、顔にビニールを被せたりした。
だが、妹は何故か私の真似をしたがった。私の持っている傘、服、
など全てにおいて私の物を奪ってゆく。
きっと妹はいじめる私に仕返しをするために、そうしているに違いない。

テーマはいいとしても、このラストではどういう結末になったのか、
いまいちよく分からない…というのが難点な本です。
堂々巡り?もしや、今後もこのまま続くんじゃない?
って感じで、主人公はちっとも成長していないように見えるのだ。
妹はきっとまた主人公の物を奪いに来るに違いない。
そもそもの話、かなり前の部分で、というか主人公自身は昔から、
妹が自分の物を奪っていくと分かっているはずだ。
なのに恋人との馴れ初めを正直に話してしまったり、
部屋に招いてしまったりするのは、なんか違う気がする。
その上、ずっと離れているより、結婚を考えている男性の方が親密では?
という気もして、普通男の人に相談とかするんじゃない?
とか思うんですよね。それがなんとも…テーマを書きたいばっかりに、
ちょっと心理描写がおざなりになったかなぁ、と印象になっていた。
最近の角田さんを読みたいんですが、
図書館がなかなかかしてくれないんですよねぇ。涙
それまでは、ざくざく過去を掘り返そうと思います。
どんなに詰まらなそうでも…。

★★☆☆☆*69

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