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2008年1月26日 (土)

【映画】人のセックスを笑うな

20080126
★★★☆☆
一言めの感想は「眠い」でした。
いや、根本的に間延びが原因で眠くなるのです。
何たって二時間半の超大作…の割には、特に展開もなく、みたいな。
まぁ私はこんな作風も嫌いではないのですが、いかんせん長い。

みるめと堂本とえんちゃんは、裸足で走ってきた女性を道端で拾った。
というのも終電を乗り過ごし歩いた彼女は、靴擦れを起こしていたのだった。
どうと言うことなく別れた四人だったが、数日後学校で再会した。
リトグラフの非常勤講師としてやって来た彼女・ユリは、
みるめをモデルにと誘ったが、それが肉体関係の始まりだった。
ユリはそろそろ四十を迎え、その上旦那もいる、
しかし、そうと分かっていてもみるめはユリから離れられなかった。
恋に落ちた二人を、周りの言葉などでは止める事は出来ない。

フランス(カンヌ)映画の間延びと、喋りすぎる日本映画を
融合させたような映画でした。フランス映画って言うのは、
間延びを重要な要素としているので、皆さんのご存知のところでいうと、
「誰も知らない」なんかがそれを顕著に表しているかと思います。
間延び、そしてしゃべらない。
カンヌなんかが狙われる映画では、人間がしゃべらないその間に、
観客がどんな思いを馳せるのか、と言うところを目的としているようです。
(まぁその国民的思想なども入ってると思うのですがね、
日本で言うサムライ魂とか、人情みたいに…)
なので単調な中に、繰り返し主人公の思いを感じるシーンなのがあり、
心に響く…のだと思います。個人的には「ブロークン・フラワーズ」も
好きですが、こっちは若干ギャグ狙いですけども。
甲斐性なしの男の主人公に、いつの間にか同情してしまうあたりに、
やはりその間延びの魅力が生きていると思います。
しかし、この作品はなかなか喋るんですよ、キャストが。
だから、喋るわ、ワンカットが恐ろしく長く間延びするわ、
だらだら感がマックス!と言うのが、客観的な感想でした。
長いところだと、五分以上ノンカットでしたよ。
画面切り替えもなし…役者さんはさぞかし大変だった事でしょう。
対して、きっとカンヌのような要素を取り入れて、
喋らない…というか登場人物の行動の中で、
思いを伝えようとしたのだと思いますが、それが上手く行っていなかった、
というのが原因のように思います。全ては撮り方の問題でしょうかね。
役者は最高級です。かなりいい線はいっているのに、
上記のような理由でかなりなーなーになっているのがとても残念。

*80

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