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2008年1月 7日 (月)

「四つの署名」 コナン・ドイル

シャーロック=ホームズ全集 (2) シャーロック=ホームズ全集 (2)

著者:コナン=ドイル
販売元:偕成社
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シャーロック・ホームズ再び!中学生の時に貪るように読みました。
やっぱり面白いですねぇ、このホームズとワトスン君との掛け合い。
そう言えば、大体の本がワトスン君主人公ですが、
どれだったか、ホームズ一人称や三人称もあるんですよ。また探そう。

ここ数年見知らぬ人から同じ日に高価な真珠が送られてくる、
という奇妙な相談をホームズはモースタンから受けた。
どうやら送り主は軍人であったモースタンの父に関係しているようだが、
名が書かれていないため、定かではない。
最後に届いた手紙の中に、直接面会を求める文章が書かれていたため、
モースタンとホームズ、ワトスンは待ち合わせの場所へと向かう事にした。
その間にホームズが行った推論により事は簡単に済むと思われたが、
面会後、彼らは死体を発見してしまう。
複雑に入り組んだこの事件をホームズはいかにして解決するのか。

これが一番最初だったような気がして読みましたが、違いました。
これの前に「緋色の研究」と言うのがあります。
確か中学校で読んでいたのは、全集だったので、
いっしょくたになっていた可能性も、なきにしもあらず。
内容は、と言うと初期である事も含め、
かなり不可思議な事件であるし、犯人が微妙な位置から登場するため、
はっきりいってあまりお薦めはしない。
しかし、それを差し引いても、ホームズとワトスンのやりとり、
それから臨場感のある殺人現場の描写、がとても素晴らしい。
「推理小説って言ったらこれでしょう」と胸を張っていえるような、
見本的な雰囲気をかもし出しているのだ。
まぁ勿論ここから始まったと言っても過言ではないけれど。
一番はやはり奇特な探偵に、助手的な一般人を置き、
事件とそれから探偵の常軌を逸した不思議行動を観察する、と言った構図が、
王道ながらそれを存分に生かした描写になってるところだろう。
そんじょそこらの推理小説を読む前に、これを読んでくださいよ、
と私は手渡したい。ちなみにそうした点で青山剛昌の「名探偵コナン」は、
とってもいい味出してるよね、とか思ったりする。漫画だけど。
そう言えば、話はそれるけど、この本でワトスンは結婚するのだが、
確かこの後の感でも何回か結婚している…という作者のミス?があるのだ。
どの巻だったか忘れたけど。あと、これはあとがきで思い出したけど、
ワトスンの傷場所が「緋色の研究」とは違っていたり。
ある意味で原点的な本。是非読むべし、と押しておく。

★★★☆☆*83

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