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2007年12月20日 (木)

「つくもがみ貸します」 畠中恵

つくもがみ貸します つくもがみ貸します

著者:畠中 恵
販売元:角川書店
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ああああぁ…サイン会で名前入り直筆サインを頂いておいて難ですが、
私はやはり畠中さんの作風ダメですわ…。申し訳ない。
畠中さんの文章がいけないわけじゃなくて、
あの「え?○○ですって?とんでもない」とか言う相手なき会話がなんとも。

大事に手入れされた器物は100年経つと「つくも神」になれる。
そんな「つくも神」になったしゃべる器物たちが、
損料屋「出雲屋」にはたくさんあるのだった。
この店を切り盛りするお紅と清次は、器物を貸し出し、
色々な店や、家々を回ってゆく。
そんな時、貸し出した器物たちが「蘇芳」を見かけたと噂を始めた。
思い人「蘇芳」を捜し求めるお紅と清次は、
どうにかして「つくも神」を利用し、更なる情報を得ようとする。

これは単行本にするまでもないような…という感じ。
いや、案はいいと思うのですが、これって結局「しゃばけ」と一緒ですよね?
という感じがしてしまい、今更連続短編集として出すまでもないような。
例えば長編の後ろにちょっとついている短編、
とかそんな感じでいいと思うのだ。
それに「しゃばけ」ではつくも神は人間としゃべっていたが、
この本では直接しゃべる事は「タブー」になっている。
この関係はどうなんだろう…とか思いつつ。
まぁそして一番気になったのが、「勝手に受け答えしちゃう一人会話」
「え?○○ですって?とんでもない」とか、地の文でつらつら続く。
要すると、読者に問い掛けているような感じなのだ。
それも短編毎にそれがつき、先ほど聞いた事が何回も繰り返される。
うーん…。
それと「しゃばけ」同じく器物の描写が少なく、
物体がどんな形をしているのか、よくわからなかったのだった。
あぁもう「しゃばけ」シリーズは読むのやめよう…。
これ以上読んでも好きになることはあるまい、ということで、
是非ともいつしか現代小説を書いてくれることを楽しみにしている。

★★☆☆☆*79

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