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2007年6月 4日 (月)

【映画】眉山

20070604
珍しく二日連続で映画を観に行ってしまった。
これは見ようか見まいか迷っていたのですが、
お薦めいただいたので、ちょっくら重い腰を上げました。
感想は、まぁ観て損はない。奈々子に大沢たかおだもの。

あらすじ(ヤフー映画引用)
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東京で働く咲子(松嶋菜々子)は、故郷の徳島で暮らす母親の龍子(宮本信子)が入院したと聞いて久しぶりに帰郷するが、母が末期ガンだと知ってがく然とする。咲子は母を看病する中で、医師の寺澤(大沢たかお)と出会う。残された短い時間の中、咲子は寺澤に背中を押されるように今まで知らなかった母の人生を知っていく。
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一言言うなら、あぁさだまさし。笑
ストーリーの中に、痛いシーン(必ず観ている人間が辛くなるシーン)
が何箇所かあり、それを売りにしているようなイメージがある。
これは原作を読んでいないのでなんとも言えないですが、
多分さだまさしだから、原作もこんな感じでしょう。
特に、あまりに強烈過ぎないか、と思ったのが、
死んだ後に解剖実験に自分の体を献上するという「夢草会」のくだり。
いきなり母・龍子がそれに入っていると知らされる、
主人公の場面がなんともあっさりしていて、
普通ならもうちょっと驚かない?とか思ったりしました。
その前に、余命数ヶ月を宣告されているのに。
それと阿波踊りと眉山の繋げ方が、あまりに微妙な気がした。
やたらと阿波踊りというか祭りのシーンが多いのですが
(きっと撮影が大変だったとは思いますが)客はそんなものは観たくない。
眉山も母の回想シーンでしか現れず、自分で登ってみたり、
なんて事はまるでない。そういう点から、なんだかこじ付けがましさを感じた。
こう言う映画で思い出すのは、横山秀夫原作の「半落ち」。
悪くはないんだけど、骨髄バンクのくだりがあったり、
少年のために罪を被り続ける決心をするとか……。
そう言った痛々しいシーンが多く、逆にコントラストがずれている。
今回もその様な感じで、まぁ結果的に盛り込みすぎじゃないの?と思う。
いっそ献体なくして、眉山と夫との話を濃くした方が、いいように感じた。
……、と書いても、これはきっと原作の時点でこう言う話だから、
きっと仕方のない事なんだと思うんですけどね。
映像は綺麗でした。大沢たかおが「二年後」のシーンで、
夫婦になったのにも関わらず、超素っ気無く「君が持ってたほうがいい」
と言うシーンと、祭りのシーン以外は、どれも楽しむ事が出来ました。
何と言ってもお母さん役・宮本信子がよかったですね。
見て損はないと思うけど、予想通りの展開・結末なので、お薦めはしない。

*85

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