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2007年5月20日 (日)

「さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎

さようなら、ギャングたち さようなら、ギャングたち

著者:高橋 源一郎
販売元:講談社
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何か凄い本でした。
うーん、面白いんですけど、きちんと読もうとするといけないかもしれない。
春樹さんを上回る世界観。楽しいですよ、すぐ読めるし一読の価値あり。

あらすじ(説明しにくいので、アマゾン引用・・・)
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詩人の「わたし」と恋人の「S・B(ソング・ブック)」と猫の「ヘンリー4世」が営む超現実的な愛の生活を独創的な文体で描く。発表時、吉本隆明が「現在までのところポップ文学の最高の作品だと思う。村上春樹があり糸井重里があり、村上龍があり、それ以前には筒井康隆があり栗本薫がありというような優れた達成が無意識に踏まえられてはじめて出てきたものだ」と絶賛した高橋源一郎のデビュー作。
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このギャング、ちょっとばかり伊坂さんの陽気なギャングとダブりました。
いや、設定とかはまるきり違うのですけど、何となく。
重力の話も出てくるし、影響を受けているのか?と思わなくもない。
それ以前に、凄いのは世界観。全て超常現象でありながら、
するすると物語が流れてゆく。
木星人が出てきたり、椅子に座れないべとべとした物と会話したり。
真面目に読む事は不可能、小説だと思っちゃいけない、小説。
そして、もうちょっと前に生まれていたら、
理解できる事件とか、民衆心理が分かったかも知れない、とちょっと思う。
詩的に、淀みない新しい世界に触れてみたい時に。

これデビュー作って凄いわぁ。
高橋さん、他の作品も読んでみたくなったのは、確か。

★★★★☆*90

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