« ■雑談:やめられない止まらない | トップページ | 「小生物語」 乙一 »

2007年4月14日 (土)

【映画】東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

20070414_1 
公開日でした。
樹木希林の迫真の演技に、感動しました。
フジカラーのCMのイメージが強かったのですが、さすがですね。
でも個人的には小説の方が好きでした。
かなりの豪華キャスト、オカンの若い頃は樹木希林の実の娘がやってます。
それくらい気合の入ったキャストで、この話、観て損は無いと思いますよ。

あらすじ公式サイトより引用
----------------------------------------------------------------
母と子、父と子、愛と友情、青春の屈託・・・。
あなたにどこか似ている普通の人へ。
陰影、やさしさ、想いの深さを余さずくみとる、血の通った物語。
----------------------------------------------------------------

泣けました。
オカンが抗がん剤で悶え苦しむシーンで、
樹木希林のまさに女優たる姿を垣間見た気がしました。
本当に、凄いのです。嘔吐したり、痛がったり、
そんなシーンばかりが続くのですが、まさに今ここで死んでしまうのでは?
と思うほど、実に見事な、辛そうな演技をしているのです。
その横で見るに絶えず目を逸らすボク、オダギリジョー。
オダギリジョーは実物の人間がいるにもかかわらず、
なかなかな演技をしていました、リリーさんの雰囲気がとても。
オダギリさんは死んだオカンの横で仕事をしている姿が一番好きでしたね。
他は勝地君がオカマ役で出ていたり・・・と多彩なキャスト。
少し残念だったのは、キャストが豪華すぎる事によって、
リリーさんの素朴な過去の感じがちょっと薄れてしまった気がしました。
オカンが死んだ時に、嘆き悲しんでいた火葬場のシーンもカットされてしまい、
オカンがいなくなってどれだけリリーさんが悔やんで、
悲しんで、後悔したのかが表現されていなくて、小説と温度差を感じました。
私は、是非小説を、と言う感じで。
映画やドラマもいいですが、この話に関しては小説が一番です。

*85

|

« ■雑談:やめられない止まらない | トップページ | 「小生物語」 乙一 »

コメント

温度差、僕はさほど感じませんでした。
それはただ原作に忠実だったり上手く2時間強に納めてるなぁって思ったからでしょうか。
小林薫が映画「クイール」でラスト、一緒に歩いた30歩と、今作でオダギリがオカンの手を引っ張って横断歩道を歩いたシーンが何故か重なって涙が止まりませんでした。
と言うか全編泣いてました。笑
オカンがやる前から笑って振り向く踊り芸や共用トイレでオカンにいたずらされたりなど映像で再現してて普通なら笑えるシーンなのにそれが暖かくて涙を誘う。
それは原作を一度読んでるからなんですが…それでも各シーンが原作を思い出させる良い演出してるなぁと個人的には評価は高いです。

強きオカン、優しくて、それがなによりも感謝である。
ごめんねとありがとうが心に響きますね。

強いて言うなればやはりラストであの骨の話を入れて欲しかったなぁと。
リリーさんの感情表現を再現するのは難しいものなのでしょうか。
あとキャストなんですが、内田さんは樹木希林さんの実の娘なんですか!!知らなかったです。
あと勝地涼のオカマ役以前にモヒカン&フラッシュダンスには驚きを隠せませんでした。笑
彼の明るい役、悪くないですね、ますます気に入ったかも。

投稿: 学文路 | 2007年4月15日 (日) 23:31

>学文路さん

こんばんわ~コメントどうもありがとうございます^^*

おぉ!観られたのですね~。
私の感じた「温度差」は、まさにあの骨の部分です。
それがあれば、他の部分はかなり良かったと思います。
小説を読んだ時、やはりあそこが一番インパクトがあったのです。
オカンを思いつつも、照れ隠しなのかチャラチャラしてしまい、
そして現実、何も納得の行く恩返しが出来ずオカンは死んでしまう。
その悔しさと、過去を思い出したときの申し訳なさと、寂しさと。
それが全部、あの骨ですら口に入れそばにいたいと思う気持ちになって、
表現されているのでは・・・と思っていたので、
あのシーンがなかった事が、かなり残念に思ったのです。
まぁそんな過激なシーンですから、映画的に放映するのはどうか、
とかあったのかもしれませんけど、
私はそこで悲しみが足りないように感じてしまったのです。

勿論他に落ち度があったわけではありません、
私も最初のシーンから泣いていました(笑)
「クイール」犬のヤツでしたっけ?観た事無いので分かりませんけども;
映画の初めの方で泣けたのは「A.I」や「家なき子」ぶりでした。
一番涙のピークだったのは、死んだオカンの横で、
昔のオカンが「仕事をしろ」とボクに言うシーンです。
横断歩道のシーンも良かったですね、
もう戻る事の無い家をオカンが振り返ってもう一度だけ見る所とかも。

ごめんねとありがとう、そうですね。
私も映画を観ながら、母に10万円返さなくちゃと思いました(笑)
東京に引っ越してくる時に、父や弟に内緒でへそくりを私にくれたのです。
もうそろそろしたら、恩返しすべき年頃なんじゃないかと、
この映画を観て再確認したところです。

リリーさんの心、難しいと思いますよ。
私はよくあの映画にも出ていた「いかがわしいラジオ」(笑)を聞いていて、
それに夕方やっている「おでん君」なんかも少し見ていましたけど、
「東京タワー」を読んで見る目が変わりましたからね。
おちゃらけて、楽しい事ばかりを考えているような人なのに、
と思うと同時に、こんな事があるから、この人は優しいのだろうと、
そう思いましたから。人の気持ちなんて、
他人には表現できないのかも知れません。
でも公式サイトにつづられている言葉に、こんなものがあるのですが、
--------------------------------------------
素晴らしい方々に、溢れるほどの愛情を注いでいただいて、
僕の小さな作品を、大きくて温かい映画にしていただいたこと、
心から感謝しております。そして誇りに思っています。
たぶん、うちのオカンもあの世で畳みに額をこすりつけて
恐縮していると思います。(リリー・フランキー)引用
--------------------------------------------
こう言った思いは変わらないのではないか、と私は思います。

そうそう、内田さんは娘さんですよ。
演技も似てたと思いませんか?さすが親子だ!と思って観ていたのですが。
勝地君の役の時、劇場で笑いが起きてました(笑)
でも、その笑いは何て言うか、様になりすぎてびっくりした、みたいな。
「ハケンの品格」でもいい味出してましたねぇ。
実は同じ歳だったりしますが、頑張っていただきたいものです。

投稿: るい | 2007年4月16日 (月) 00:35

同じく初日に観ましたよ。
あー、やっぱり!!るいさんもそでしたか。
骨の部分は重要ですよね。
自分の中で一番記憶にあるのか、あの部分はずっと印象に残ってます。

「A.I」は失礼ながら開始30分ほどで見るのを止めました。
でも最近スタンリー・キューブリック監督の魅力を理解し、再度見ようと考えています。監督はスピルバーグなんですけど原案がキューブリックなのです。

「家なき子」はどん底過ぎて泣けませんよ。苦笑
OPは覚えていませんが、シーズン2の方が酷かったような…
映画化もされましたよね、「今度は戦争だ!!」ってキャッチコピーを見て色んな意味でどん底になりました。
お供のワンちゃんは今も元気なのでしょうか、名犬だと思います。

僕はピクサーアニメの「ファインディング・ニモ」です。OPから泣いてました。笑
ジブリの作品でもOPから泣いていた作品がたしかありました。それは美しさに涙したような「ジブリってなんだか他のアニメとは違うんだなぁ」と言っちゃったり。言い表せない暖かさがあります。

話が逸れましたが、僕はリリーさんのいかがわしいラジオは聴いたことないです。でもいかがわしい書籍は何作か読んでますが、リリーさんって掴めない魅力がありますよね。

さて、再確認したところでとりあえず親に10万返しましょう。笑
僕は親に20万貸して、その後毎月1万ずつ返してくれたのですが、ちまちま返ってくるので毎月余分に一万円が給料に入り込む感覚に陥り、貯金の枠に入れず豪遊してしまい20万円が何処に消えた悲しい思い出があります。
返すときはドンッと返すべきですね…。
って残さず使う僕が悪いのか。苦笑

内田さん、どこかしら似ている部分が多々あったけど実の娘さんとは…。それを認識した上で今一度観たい気持ちになりましたよ。

「ハケンの品格」ってTVドラマですよね?TVをあまり見ないので間違ってたらすみません。
勝地涼は「この胸いっぱいの愛を」でのチンピラ役や冷徹な役柄を見事に演じていた「亡国のイージス」なんかが似合ってるなぁと。
アニメ映画の声優にチャレンジしていたり若手ならではのチャンスを上手くモノにしてるなって印象があります。
同じ年なんですか!!勝地君は若いのですね…羨ましい;

投稿: 学文路 | 2007年4月16日 (月) 19:47

>学文路さん

こんばんわ、コメントどうもありがとうございます^^*

そうそう、骨の部分は重要なんですよ。
小説があまりにも良く感じてしまって、そう言った意味で映画が可愛そう。
小説を読まずに見たら、まさかこの主人公がリリーさんだと分からないわけで、
もっと感動できたと思うのですよね。
(いやでもそしたら始めからは泣けなかったかな~?笑)

「A.I」は昔の彼氏と映画館に入って観てしまったので、一応全部見ました。
当時もオスメント君が好き(この頃から「シックスセンス」好き)だったので
期待して見たのですが、始めから悲しすぎて辛かったです。
と言うか、人間何してるんだよ、的な根本的な部分で疑問を持つ作品で、
人間に作られたアンドロイドが不憫で仕方ない、と言う感想しかないです。
映画の世界に感動して、とかではなく、可愛そうで・・・と言う涙です。
監督スピルバーグだったんですか・・・!(今頃気づいた・笑)
「家なき子」は安達裕美が好きで、ドラマもずっと観ていたのですよ、
それで一度映画化されて観に行って、最初のシーンでドラマ版を思い出し、
すでに泣いていたのです。中島みゆきの曲辺りで(笑)
これも不憫で・・・の方が強いかもしれませんけど;
取りあえず最初から泣いていたのはそれくらいかなぁ。

あぁ・・・私あのデジタルアニメ系ダメなんですよ。
仕事柄よく見ていたりしたのですが、あのいかにもCGってだけでダメで;
唯一イイなと思ったのは「モンスターズ・インク」くらいかな。

そうそう、リリーさんはどこか飄々と生きていると言う雰囲気が魅力ですよね。
私も少し読んでましたね、最近、「美女と野球」買いました。

10万は一応あげるから、って事だったんですよね。
まぁそれでも返すのが人情と言うヤツなのかもしれませんが。笑
今もそこそこ貯金もなくは無いで、返せるのですが、
何かこう、ど~んと「私こんな凄い事やり遂げたぜ」な感じを味わいたいので、
作戦を立てている最中です。
会社で昇進か、それとも何か新たなビジネスか(笑)
ただし、人生そんなに甘くないって言うところが重要です。

「ハケンの品格」はドラマですよ。
私が始めて最終話まで見切ったドラマです・・・!!
頑張りました~むしろこのドラマのために生活していました(笑)
面白かったですよ勝地君は脇役でしたが、一応毎話出てた?かな。
そうそう「忘国のイージス」観たかったんですよ。
でも寺尾さんが怖そうな役だったので、観るの止めたのです。
彼は優しい父みたいなイメージが強くて「博士の愛した数式」みたいな。
最近の映画だと「幸福な食卓」にも出てましたよ。
これも良かったですよ~中学生の金持ち坊っちゃんの役でした。
小説も合わせてお薦めしておきます。
勝地君の冷徹な役も気になるので「この胸いっぱいの愛を」観てみようかな。
あと前のXMENも気になってるんですけどね(笑)

投稿: るい | 2007年4月16日 (月) 22:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/126354/6100336

この記事へのトラックバック一覧です: 【映画】東京タワー オカンとボクと、時々、オトン:

« ■雑談:やめられない止まらない | トップページ | 「小生物語」 乙一 »