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2007年4月27日 (金)

「制服捜査」 佐々木譲

制服捜査 制服捜査

著者:佐々木 譲
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佐々木さん、ダメでした。
何となく「京都迷宮案内」みたいで面白くはあったのですが、
田舎と言う設定だし捜査にマンネリ化が目立ち、うーん・・・と思いました。
どれも「町民→権力者→解決」のパターンを感じがしてしまったんですよね。

警察官人生25年の川久保は、警察の不祥事により玉突き左遷になった。
強行犯係の花形仕事から一変、田舎で単身赴任の駐在勤務にだ。
犯罪発生率最低の健全な町に投げ込まれた川久保は、
右も左も分からぬうち、事件に遭遇、地元警察の杜撰さを知った。
果たして何が正しく、頼りになるのは誰なのか、
試行錯誤の駐在警察官が捜査を始める。

連続短編集です。淡々と安心して読める話ではありました。
きっと解決してくれるだろう、と言う期待がどこかにあって、
その上、意外性が少ない気もして、呆気ない感じがありました。
しかし、今までなら自分よりも格下の相手である警察官に
舐めてかかられた時のむかつきや、事件を解決した時の
「どうだ、見たか」と言う清々しさは良かったと思います。
でも「感知機」で火事が起きた事件の時は煮え切らなかったんですよね、
公園で母親を連れて移動している男が伏線を引かれているのに、
結局違う人が捕まってしまい、一体あれは何だったのか?と。
あのシーンは川久保の駐在としての優しさが書きたかったのだろうか。
出来るならばステレオな方が良かった気もしなくも無い、
少し捻りのある刑事ものです。果たしてそれがいいか悪いかは好みかも。

★★★☆☆*83

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コメント

 こんばんは♪
 読まれたんですねー。
 TBさせていただきました。

 たしかに、世間はそうそう甘くない、みたいな
 現実主義が歯がゆい部分はありましたね。
 私ももしるいさんくらいの年齢で読んでいたら、
 どうにも理解できなかったかもしれません。。
 どちらがよいのやら、ですが。。^^;;

 佐々木さんの本領は、やはり
 「エトロフ発緊急電」をはじめとする
 スケールの大きな長編にあるように思います。
 ま、もし気が向かれたら、
 手にとってみてくださいな。

投稿: miyukichi | 2007年4月29日 (日) 20:18

>miyukichiさん

こんばんわ、コメントどうもありがとうございます^^*

私はこの年齢だから理解できなかったんでしょうかね?
個人的にはそうは思わなかったのですが、
毎度展開が読めてしまってなんだかなーって感じだったんですよ。
「世間は甘くない」と言うのが分からなかったわけでもありませんし。
うーん。

「エトロフ発緊急電」ですね、了解です。
佐々木さん、ちょっと寝かせてから今度はそちらを読んでみようと思います。

投稿: るい | 2007年5月 1日 (火) 23:53

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