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2007年1月 3日 (水)

【映画】敬愛なるベートーヴェン

2007010301_4   
主演:エド・ハリス

あらすじ
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妻も無く堅物で意地っ張りな上、世間に変人扱いされるベートベン。
難聴になり、生涯最後の交響曲だと心に決め、作成した第九楽章。
初公演を4日後に控え、まだ合唱パートの譜面が完成していなかった。
懇意にしていた音楽出版者が病で倒れ、その変わりに、
譜面の清書役に音楽学校で一番成績優秀な人間を呼ぶことにした。
そこに現われたのはアンナ・ホルツ、なんと女だったのだ。
優秀だと知りながらも女の作る音楽に疑問を持ち、
認めようとせず侮蔑を表すばかりのベートーベン。
迎える初公演、果たして難聴のベートーベンの指揮は・・・。
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泣いた。
背後に広がるスタンディングオベンーションを振り返った時、
ベートーベンの目に広がった賞賛の渦はなんと美しかった事か。
耳が聞こえず自分の中に流れる音楽と、実際の演奏者が奏でる音楽とのズレ。
頭の中にはこんなにも完璧なるメロディが響いていると言うのに、
私はこの歓びを世間に表す事が出来ないのだろうか・・・。
あの勝気で傲慢なベートーベンが生涯最後の傑作を
自ら表現できない事を悔やみ、舞台袖で落ち込む様子を見て胸が苦しくなった。
この人は本当に音楽が好きなのだ。
・・・いや、むしろ音楽に魅了され、
そして皆が羨む本物の才能を持ちえたこの世が誇るべき人物なのだと。
才能とは反対に孤独を生むような性格、生涯の終りを感じながら、
どうかその生活から抜け出してみたいと感じていたのだろう。
ベートーベンにとってアンナはもしかしたら本当に女神のようで、
それでいて彼の事を一番理解し、理解しようとしてくれる人間だったように思う。
歓びの歌を聴きながら天に昇ってゆく彼を想像し、穏やかな気持ちになった。
第九、この曲にこんなエピソードがあった、
それを知るだけでも十分な価値があります。
是非、観てみて下さい。

*90

公式サイト

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コメント

 なんとなんと、この映画、観に行こうか迷ってたんですよ。 年末に検討してて、結局1日は「鉄筋」を観に行き、
 今日もレディースデーなのでどうしようかと思いながら、
 なんだかだるいのでやめてしまい、
 寝正月になっちゃいました^^;;

 るいさんの記事読んでたら、
 やっぱり観に行くべきだったなぁと後悔^^;;
 しかしサービスデー以外に行く気もしないので、
 水曜にスケジュールが合えば、観に行こうかな♪

投稿: miyukichi | 2007年1月 3日 (水) 21:21

>miyukichiさん

こんばんわ!
コメントどうもありがとうございます^^*

>なんとなんと、この映画、観に行こうか迷ってたんですよ。

そうだったのですか!それはそれは!!
是非次は迷わず見た方がいいです^^*(笑)
私は去年の暮れに友人が観たと言っていて、
「今年観た中で一番良かったかもしれない」と大絶賛していました。
そう聞いてから観た映画でしたが、期待を裏切らない良い映画です。
ベートーベンについて深く知っている方にはうけが悪い?ようなのですが、
クラシックが好き、とか第九を聞いたことがある、とか・・・
その程度の知識だと楽しめるようです(もちろん私も含め!)
年明け早々気分の晴れ晴れする映画で大満足でした。
是非ご覧になってみてください♪

鉄筋!気になっておりました(笑)
先ほどちらりとブログ拝見しましたが、アニメなのですねぇ。
しかも題名が面白い!「鉄コン筋クリート」って・・・!!
残念ながら実家の近くの映画館でやってないようなのですが;
東京に戻ったら観てみようかな~蒼井優の声気になりました!

余談ですが、「敬愛なるベートーベン」もやってる劇場少なめです;
TOHOシネマズ系列かな?お気をつけ下さいね。

レディスデー割り引きいいですよね!
1日のファーストデーは混むから嫌だし・・・。
最近平日に見に行くことが出来なかったので
いつもレイトショーばかり狙っていました(笑)
でもレディスデーの方が安いですもんね。
春休みは水曜日狙ってみようと思います^^*

私もしっかり寝正月ですよ・・・。
ゴロゴロしすぎて太りそう(と、言うか太りました・・・)。
明日はようやく自動車免許発行してきます~。
やっと本を読む時間が出来そうな感じです。
まだ「週末のフール」なんですけど・・・、読まなきゃ!

では、是非「敬愛なるベートーベン」を!

投稿: るい | 2007年1月 4日 (木) 00:27

 こんばんは♪
 こちらからもTBさせていただきますね☆

 るいさんの記事をあらためて読んでいたら、
 自分の感受性のなさに、愕然、みたいな^^;;

 私には、むしろアンナのほうが感情移入できた気がします。

 とはいえ、ベートーヴェンの苦悩にはせつなくなって
 けっこう泣かされたんですけどね(笑)

 

投稿: miyukichi | 2007年1月11日 (木) 21:16

>miyukichiさん

こんばんわ!
TB&コメントどうもありがとうございます^^*

いやいや、私はきっとエド・ハリスをよく知らなかったから・・・(笑)
見た瞬間「誰これ?」と思いましたからね;
外国人はみんな同じ顔に見えます。
・・・と言うのは冗談ですが、ヒット作に出ていないと印象に残りません;

それに?第九はやっぱり私的に思い入れがあったんだと思います。
「あぁあそこで先生に怒鳴られたな」とか
「よくここミスったな」とか・・・あんまりよくないシーンが次々に浮かび、
でも何だか懐かしくて、あの頃自分頑張ってたな、
なんてちょっと感心してみたり・・・(苦笑)
いやぁ今は頑張ってませんね、毎日本しか読んでない。
そろそろ頑張った方がいいかも知れません。

アンナもなかなかよかったですね、
あんまり美人過ぎずベートーベンにずかずか物言い、
それでいて気を使っている様子が好きでした。
あんな才能があれば私もちょっと違う人生だったかも、なんて(笑)

ベートーベンの苦悩、耳が聞こえないのに作るってのが、
なんだか熱さを感じますね、なんて(笑)
こんなこと言っておきながら、正直、かなり号泣気味でしたけど。
いいお話、出来たらその人生を生で見たかったなぁ~なんて思ってしまうのですが、
まぁそれは無理なわけで・・・。
そう考えると、せめても想像してやろうかな、
なんて思っちゃうと泣いちゃうんですよね。

投稿: るい | 2007年1月11日 (木) 23:31

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