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2006年12月 6日 (水)

★今年のマイベスト10

今年も色々読みましたが!
気持ちを落ち着かせてベスト本選出してみました。
(まだ年末にかけてラストスパートもしますけどね・笑)
今現在、振返ってみて率直に心に残っている順番です。
レビュー下に付いている読了直後の点数とは、
若干違うかも知れませんが、そこらへんは悪しからず・・・。
みんな、時間が経っても記憶の色褪せない素敵な小説たちだと思います。

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■2006年 今年のマイベスト10

1位 「重力ピエロ」 伊坂幸太郎著
2位 「DIVE!!」 森絵都著
3位 「東京タワー」 リリー・フランキー著
4位 「クライマーズ・ハイ」 横山秀夫著
5位 「明日の記憶」 荻原浩著
6位 「一瞬の風になれ」 佐藤多佳子著
7位 「博士の愛した数式」 小川洋子著
8位 「パレード」 吉田修一著
9位 「GOTH」 乙一著
10位 「パイロットフィッシュ」 大崎善生著
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1位 「重力ピエロ」 伊坂幸太郎著
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重力ピエロ 重力ピエロ

著者:伊坂 幸太郎
販売元:新潮社
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やっぱりこれは外せないでしょう!私の初・伊坂さん本です。
この本を読んだ時の衝撃と言ったら凄かった。
軽快な語り口と、斬新なユーモアセンス、いつ読んでも最高ですね。
そこに盛り込まれる、家族愛。絶妙な混ざり合いが心をぐぐっと動かします。
春の「深刻な事は陽気に伝えるべき」は私の流行語大賞(笑)
いつまでも忘れられない1冊です。あとで再読しよう。
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2位 「DIVE!!」 森絵都著
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DIVE!!〈上〉 DIVE!!〈上〉

著者:森 絵都
販売元:角川書店
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久しぶりに読んだ森さんでしたが、少年の生き生きした雰囲気と爽快さ健在。
経験の無いスポーツなのに、ぐいぐいと引き込んでくれ、
主人公たちの気持ちに共感し、目標を共有できる素敵な本。
思わず他の著書も読みたくなるくらい、色々な意味で可能性を秘めています。
「カラフル」も私の中ではかなり高位置をしめますが、
今年初めて読んだわけではないので、外しておきます。
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3位 「東京タワー」 リリー・フランキー著
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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

著者:リリー・フランキー
販売元:扶桑社
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これも文句なしにいい。「今年一番私を泣かせたで賞」受賞(笑)
読まなくちゃと思いつつ、あまりに人気が出すぎて読むのを躊躇っていた本。
でも読んで納得、人気が出るはずだよね、の感動作品。母のお墨付きも有。
リリーさんはそんなつもりは無いかも知れませんが、
文章の随所に「ここが泣き所だよ」と暗喩したような部分がある。
でも、これって事実なんだよねと認めた時、それと裏腹に重い物を感じます。
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4位 「クライマーズハイ」 横山秀夫著
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クライマーズ・ハイ クライマーズ・ハイ

著者:横山 秀夫
販売元:文藝春秋
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横山さんってこんな素敵な文書く人だっけ?(失礼な)と正直に思った本。
これも泣けました、親子愛の描き方が最高でした。
それよりも話の内容は新聞記者。横山さんも以前新聞記者だったそうで、
文章の中に垣間見る人間関係が妙にリアルでとても迫力がある。
報道する者、される者。それを真剣に考えた本であるし、
それでいて重苦しくないのは登山ならではの爽快感。ハーケンいいですね。
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5位 「明日の記憶」 荻原浩著
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明日の記憶 明日の記憶

著者:荻原 浩
販売元:光文社
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これも荻原さんを見直した本。渡辺謙が絶賛したのもとても納得。
「神様からひと言」で「いい話書く人だな」とは思ったのですが、桁が違う。
今までは少年・青年を書いていた荻原さんですが、断然壮年主人公が凄くいい。
ご自身の年齢が近いからかも知れませんが、文章に伝わる、
意思疎通がかなりスムーズで多々感心する部分がある。
アルツハイマーと言う重い病を苦味を交えながら爽やかに描かれています。
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6位 「一瞬の風になれ」 佐藤多佳子著
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一瞬の風になれ 第三部 -ドン- 一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

著者:佐藤 多佳子
販売元:講談社
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こちら、初・佐藤さん本。初めの印象がいい作家さんは伊坂さんぶりです。
1~3巻ありますが、実を言うと1巻は少し面白さに欠ける。
しかし中盤から主人公が走る事に目覚めると同時に、読者は登場人物になる。
いつの間にか主人公達と「頑張れー!!」と叫んでいるような本。
昔やっていた陸上の話だったと言うのもあるかもしれませんが、面白い。
「あーぁ、高校でも陸上やっていればよかったかも」と少し後悔する位です。
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7位 「博士の愛した数式」 小川洋子著
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博士の愛した数式 博士の愛した数式

著者:小川 洋子
販売元:新潮社
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いい話。映画も観たい観たいと言いつつ、DVDも観れていない(涙)
先入観で寺尾さんを思い浮かべながら読みましたが、私的にとても合ってました。
80分しか持たない記憶と戦う強い意志が見事に描かれています。
消え行く記憶をこれほど痛切に感じた事はありませんでした。
「はじめまして」と毎朝言うこのセリフがどれだけ辛いものか、
と今思い出すだけでもウルウルきますね。
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8位 「パレード」 吉田修一著
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パレード パレード

著者:吉田 修一
販売元:幻冬舎
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今まで読んだ吉田さんの中で一番好き。
他の爽やかな小説に掻き消されがちですが、私的にかなり好きな作家です。
人と人との関係がとても綿密に描かれていて、性格、とまではいかないけど、
裏表のある感情などをしたたかに、それでいてサラリと伝えてくれます。
特にラスト、爽快を予想される展開なのに、いつの間にか失速し氷点下。
でもその暗闇でキラリと光るダイヤは他の何よりも美しい、そんな印象です。
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9位 「GOTH」 乙一著
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GOTH GOTH

著者:乙一,大岩 ケンヂ
販売元:角川書店
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衝撃的!の一言。見直した、と言うよりむしろちょっと震え上がった(笑)
実は一番初めに読んだのは「ZOO」でした(レビューまだ書いてません;)が、
それもかなりの衝撃で、しかしこれはさらに上回る末恐ろしさ。
まず、人が苦しむ姿や表情に快感を覚える異常さを肯定した主人公・僕と、
それを理解する森野の存在が斬新かつ不気味で、その上すごくグロイ。
グロイけど怖い物みたさと軽快な語り口に惹かれ一気に読んでしまう、そんな話。
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10位 「パイロットフィッシュ」 大崎善生著
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パイロットフィッシュ パイロットフィッシュ

著者:大崎 善生
販売元:角川書店
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「アジアンタムブルー」の方が心に残ってた気がするんだけど、
気が付いたらこっちの方が印象深いな、と感じるようになりました。
何と言っても「傘の自由化は成功しましたか?」がね、一番残ってます。
大崎さんは本気で傘の自由化を考えているらしく、
別著書で、傘の自由化のみを熱く語っている本があります、是非読みたい。
廻り来る輪廻、深く考えたい時には是非大崎さん。
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コメント

 実は今、「DIVE !!」読んでます^^
 読み終わったらまたレビューをアップしますね♪
 
 「重力ピエロ」、私もこれが初伊坂さんで、
 そこからハマった作品だから、
 かなり思い入れあります。
 流行語大賞とはすごい!
 もう、ハマリまくりですね(笑)

 「明日の記憶」、映画も観たいと思ってまだなんですが、
 原作もよいんですね。
 読んでみようかな。

投稿: miyukichi | 2006年12月 7日 (木) 00:19

>miyukichiさん

こんばんわ、コメントありがとうございます^^*

「DIVE!!」読んでるんですね~、私ももう一度読みたい!!
いいですよねぇ、この本は読んでいる最中凄く楽しかったです。
もちろん読後も最高ですけど!
私はとても智季の話のところが一番好きだったのですが、
miyukichiさんはどうでしょう?
レビュー楽しみにしています^^*

「重力ピエロ」私の読書ブームの先駆けになったと言っても過言じゃないです。
思い入れありますよねー!
本当、一番最初に読んでよかったな、と思っています。
他の作品もどれもいいのですが、やっぱりこれは譲れない。
はまっちゃってますよ(笑)
私がここまで作家さんに拘るのは春樹さん以来・・・?
「深刻な事は陽気に伝えるべき」は本当頭に残っててつい使ってしまう(笑)
「神様を閉じ込める」もいいですけどね、なんて。

「明日の記憶」原作めっちゃいいですよ!!
「DIVE!!」や「カラフル」が森さんの真骨頂なら、
荻原さんの真骨頂は、これ以外ありえないです、本当。
(間違っても「コールドゲーム」とか読んじゃダメですよ(苦笑))
小説が凄く良かったので、母に読ませたのですが、
「(自分の)今後が怖いわ」とか言いながら号泣してました(笑)
主人公と歳が近いのがよかったようで・・・映画も見たようなのですが、
「映画も良かったけど、本の方がドキドキしたわ」と言っていました。
私も映画見たいなぁ、渡辺謙だなんて絶対泣いちゃう・・・!
主人公ととても合ってますよ、奥さん役の樋口さん?も。
正月辺りに観て見ようと思います^^*
miyukichiさんも是非☆

投稿: るい | 2006年12月 7日 (木) 01:22

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