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2006年11月 4日 (土)

「冬のオペラ」 北村薫

冬のオペラ 冬のオペラ

著者:北村 薫
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北村さん久しぶりに・・・。
ちょっと昭和の香りがする。(いい意味で
何となく懐かしい雰囲気のする作風の作家さんです。
そしてやっぱり女の人みたいな文章。
女の子が主人公だからかな?私はいつもそう思います。

あゆみが働く叔父さんの会社の上に、不思議な事務所が越してきた。
それは平凡な日常を逸脱した事件しか扱わない、名探偵・巫弓彦。
彼はその特異な嗜好から客も少なく、いつもはスーパーのアルバイト。
あゆみはその奇怪さの中にある魅力に惹かれ、自ら助手を志願した。
助手兼記録係・あゆみの前で起こる一見変わった珍事件に、
変わり者探偵巫が切れ味のいい推理で事件を見事解決する。

なかなか。コンビの凸凹感もなかなか。
風変わりな探偵巫がとっても魅力。
あゆみはまぁ一言で言ってしまえばどこにでもいそうな子なんですが;
そのギャップがいいのかもしれない。
ここはどう思うかねワトスン君、的な展開はあまり無いですが、
人の心理を突いたトリック(あまり起こりそうに無いですが)がいいです。
特に最後の「冬のオペラ」が好きですね。
むしろ短編にせずにすべてコレに繋げて1話にしてもいい気がします。
話の筋的に椿さんが出てきたときに、「あ、この人絶対犯人だ」と確信。笑
いや、そこら辺の勘はシャーロックホームズで鍛えてますから。
でもひねり過ぎて私には最後までオペラの意味が判らなかった。
最後の10行で、ようやく「あぁ!オペラか」と。
だってあの詩で判断するなんてマニアックすぎるから!と言う感じ。
まぁその古風さが北村さんの魅力なのかも知れません。
続編あるのかな?読みたい気もします。

★★★☆☆*84

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コメント

 あ、読まれたんですね^^

 「昭和の香り」・・・たしかに!!(笑)
 なんだか懐かしいような、
 気持ちのいいぬるさともいうべき雰囲気、
 北村さんの作品からは、いつ読んでも感じられます☆
 

投稿: miyukichi | 2006年11月 7日 (火) 21:01

こんばんわ、コメントありがとうございます!!

遅くなってしまいましたが、読みました~!
さすが北村さん、面白かったです。
いいですね巫さんが、何ともいい味出していていました。

そうそう、「昭和の香り」笑
いつもねぇそう思うのです。そこが好きなんですけどね。
北村さんの「スキップ」がお気に入りなのですが、
その始めのシーンの学校祭の雰囲気が大好きだったりします。
あのガリバーが雨で濡れているシーン、忘れられません。
なんて言うか「気持ちのいいぬるさ」そんな感じですね。
ほっとする温かさが実に。

次は覆面作家シリーズでも読んでみようと思います。
「ターン」と「リセット」を読み返すのもいいかなぁ・・・。

最近余裕が出来ましたので(笑)、またお邪魔しに行きますね。

投稿: るい | 2006年11月 7日 (火) 23:45

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