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2006年10月 5日 (木)

「The MANZAI 2」 あさのあつこ

The MANZAI 2 The MANZAI 2

著者:あさの あつこ
販売元:ジャイブ
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ダメでした・・・あさのさんの誘惑に負けた。笑
「バッテリー」に引き続き、また止められなくなり一気読み。
面白い、面白すぎるよ歩君。
あとがきで知ったのですが、あさのさんの娘さんは20歳らしいです。
え?って事はあさのさんうちの母親ぐらいの年だったのか、と衝撃。
だってこんな生き生きした文章を書けるお母さんなんて素敵ですってば。

学校際での劇、「ロミオとジュリエット~ほんまはあんたがアホやねん」
を無事成功(?)させ、ひと段落ついた頃、
歩むは人を楽しませると言う喜びを知ってしまう。
そんな時、校内一の美女・メグへの嫌がらせやホームレス暴行事件が発生し、
歩むは喜来を疑い始める。疑っちゃいけないのに、疑ってしまう。
そんな歩の葛藤の心理表現がとても素敵です。
歩は今まで殻に閉じ篭っていたから、
秋本の様にずかずかと心に入って来るなんて許せない。
だから漫才なんてやりたくない。そう口で言っているくせに、
あの学校祭で覚えた快感が頭を過ぎり、躊躇する。
何もかもを考え過ぎてしまう歩が少しかわいそうに思う。
多分心の中には嫌世的なところがある反面、
もしも僕があいつだったら、と他人のことばかり考え、
その上自分の出来の悪さに自己嫌悪している。
でもそう言う気持ちは人の心の中にきっとある物ではないだろうか。
人を傷つけてしまった時や何かを失ってしまった時、きっとある物だと思います。
人は何かに傷つき何かに悩んでいる。
だけど、大勢で話をする事は楽しいしかけがいのない物だ。
わいわい騒いでいる時の笑顔の様に、
漫才で本当の笑いを見つけたっていいじゃない。
あさのさんが言いたいのはそんなところかな。(1巻のときにも書いたかも;)
今回はそれプラス「他人を疑ってしまいそうな時」と言う話題。
自分はダメなんだ、って決め付けるけど、
歩に助けられる人だっているんだから、気づきなさいよ。って感じです。
あぁもう本当いい話。
是非読め!の一冊です。1巻の後にどうぞ。

★★★★☆*96

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コメント

 こちらにもおじゃまします♪

 こんな話を書けるあさのさん、素敵ですよね。

 なんか私はどうしても秋本寄りで読んでるかもしれません。
 歩ぅ~、そんなつれなくせんといてぇやぁ~、みたいな(笑)

 3巻も楽しみです☆

 

投稿: miyukichi | 2007年8月22日 (水) 00:08

>miyukichiさん

こちらもどうもありがとうございます^^*

あさのさん、うちの母親くらいの世代とは!!
と驚きでした(笑)
いいなぁ、そんなお母さん…。

秋元もいいですが、私はやっぱり歩かなぁ。
何でか分かりませんが(笑)

投稿: るい | 2007年8月24日 (金) 17:07

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