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2006年10月20日 (金)

「地下鉄(メトロ)に乗って」 浅田次郎

地下鉄(メトロ)に乗って 地下鉄(メトロ)に乗って

著者:浅田 次郎
販売元:講談社
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あぁ・・・期待してたのに。(意気消沈
何となく「ALWAYS 三丁目の夕日」的なのりで、
最後に「父さん、あなたを父親に持てて幸せでした!」とか、
主人公が臭いセリフを言っちゃうのかな?(妄想しすぎ)
とか思って、ある意味変な期待をしていました。
が、ところがどっこい、何も無しかよ浅田さん。がっくりだ。

兄の命日・30回忌。地下鉄の駅の構内を抜け、
外に出る階段を上った先、そこは30年前の懐かしい街だった。
兄はまだ生きている、そう悟った僕は兄を探し出し救おうとした。
その後愛人・みち子と共に、ベットの中で夢の中で時代を遡る経験をし、
戦下でアムールと言う青年に会う。彼は家族や兄弟を守るため必死だった。
父を知りたいのとは裏腹に、僕は一体何のためにこの時代を見るのだろう?と言う話。

別に地下鉄じゃなくても良かったんじゃない・・・?
と若干題名を覆す文句を言ってみます。(浅田さん、すみませんと一応謝っておく
だってさ、ベットで寝てる時でも向こうの世界に行けたら意味ないって!
うーん。
向こうに行ってからの描写とかは私的にとても好きだったのですが、
(特に兄さんのところとか)現実の世界が、あまり描かれていない?
と言うか、特に愛人・みち子との関係がクールすぎて、
仲の深さが掴みにくいって言うか・・・まぁそれが父譲りの僕なのかもですが。
最後のシーンは「おいおい、大胆だな。急展開過ぎるような?」と現実離れ。
願わくば、ラストがねぇ・・・父の見舞いに行くシーンで終わるとか、
母に兄(亡霊?)でも会わせて終わるとか、そんな感じがよかったなぁ。
そこでは兄さんが死んだ理由もなんだかなー・・・。
結局は、父が好きだったのに・・・!と絶望したんでしょうか。
なんだか、本当に愛し合っているのかいまいち微妙な愛人のために、
時代を遡ってまで父親の姿を見たのに、それでいて父に会いに行かない。
うーん。
そんな感じです。
浅田さんだったので、ちょっと期待を上乗せし過ぎました。
それと過大広告?(苦笑)映画の評価も低いみたいなので、
折角だけど、金曜ロードショーを待とう。(気長っ
前知識なしで読むとなかなかいけるかも知れません、
ってこれ読んだ人だめじゃんとかツッコミ入れて終りにします。

★☆☆☆☆*-

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