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2006年9月 7日 (木)

「オロロ畑でつかまえて」 荻原浩

オロロ畑でつかまえて オロロ畑でつかまえて

著者:荻原 浩
販売元:集英社
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この作品って「すばる新人賞」らしいですよ。
ってあれ?この間の金原さんの「蛇にピアス」もじゃなかったでしたっけ?
一体どんな作品に賞が与えられているのかさっぱり判らない、すばる。
「コールドゲーム」読んでから読むとちょっと拍子抜け。笑
馬鹿げた事を本気でやる大人たちか滑稽で面白い。

「ど田舎・牛穴村を村おこししよう!」を目標に、
村民や、弱小広告代理店が躍起になる話。
何も取り得のない村にどうにか華を持たせるため、
村一の湖でネッシーならぬウッシーが出現したとデマを流す。
結局うそがばれてしまい、酷いバッシングを受けるが、
有名アナウンサーが嫁に来たりして円滑に進み始める。
しかしそんな大げさな作り話をしなくても、
実はオロロ畑にそ村復古のネタは転がっていた・・・!と言う話。
田舎丸出しのセリフばかりで、ある意味清清しいほど。
あまりに山深過ぎたせいか、閉鎖的な生活を送る村人と、
ひょんな事から契約する事になった都会の広告代理店のやり取りが、
上手い具合に噛みあってなくて面白い。
実際の広告店でもそうだと思うので、笑ったら失礼かも知れませんけど、
コンドームのキャッチフレーズの所では大うけしてしまいました。
「おい、社長寝てんのかよ!」とか。笑
荻原さんらしく、会話部分で登場人物の心理を読め!的な部分が多々あり、
この人は一体どう思っているんだろう?と考えるのが大変。
あとはそうだなぁ、核心を突くのが遅い気も・・・。
「オロロ畑でつかまえて」って題名でてるのだから、
もうちょっと早くに登場させて、結末は村が新聞の一面に!
みたいなのが希望でした・・・。なんて。
個人的意見なので、わがままだけかも知れません。
ちょっと村人の様子が「平成狸合戦ぽんぽこ」の狸のようでした。笑

*82

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