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2006年8月 9日 (水)

「バッテリー」 あさのあつこ

バッテリー バッテリー

著者:あさの あつこ
販売元:角川書店
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さすが、あさのさん!!止まらない面白さ。
1巻読み終わってから気づいたけど、これって6巻も出てるんだ。苦笑
あー絶対最後まで読まないと止められない。
コミック感覚で楽しめる、スポコン小説。最高です。

超自意識過剰少年・巧が甲子園を目指すスポコン小説第1巻。
親の転勤により新田市にやってきた天才ピッチャー巧が、
地元の豪腕キャッチャー豪とバッテリーを組む話。
面倒な事や纏わりつかれる事が大嫌いな一匹狼の巧と、
チーム全体を隅々見渡せるような心配りの出来る豪とのコンビが凄くいい!
まるで夫婦コンビのようで、心地よさが快感。
「ど真ん中。ストレート」
豪に向かって巧が初めて投げた本気球第一投目。
あさのさんの鮮やかな文体のお陰で、まるで私が巧の剛速球を
キャッチャーミットでボールを受けたような感じがして鳥肌が立った。
少々傲慢さが漂い、ふてぶてしい態度ばかりとる巧だが、
この心地よいピッチングを見ると誰もが何も言えなくなってしまう。
しかしそんな巧の内心では、祖父が自分を見てくれない悔しさであるとか、
野球以外での人間関係の煩わしさが上手く描かれていて、
天才ピッチャーも悩みがあるのね、って納得し主人公の人間味が増します。
特に弟・青波がいつしか自分を抜くのではないか、
と言う不安が半信半疑でありながらも生まれている様子が手に取るように判る。
脇役の登場人物構成もしっかりしているため、
読んでいる途中に、「あれ?これ誰だっけ」と前のページを捲る必要が無い。笑
あぁこういう人いるよねぇ、と言う感じで現実味たっぷり。
特に巧の母親は、うちの母親のようです。よく祖母と喧嘩します。
主体も巧からたまに変わるのですが、変わったとしても豪なので、
読んでいて違和感が何も無い。何たってバッテリーだから。(とまとめてみる
残念なのは、1巻では試合が1回も無いことです・・・。
6巻構成だから仕方が無いと言えば仕方が無いですけれども。
頑張って制覇しようと思います。
楽しいです、コミック的にいけますので普段漫画しか読まない方にもお薦め。

*89

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コメント

 いいですねー、これ!
 もうグイグイ引っ張られました。

 青波には泣かされました、何度も。
 じいちゃんがなんでもお見通しな感じで
 遠くから見守ってくれているのも、いいですね。

 この後の巻も楽しみです♪
 

投稿: miyukichi | 2007年7月14日 (土) 02:24

>miyukichiさん

こんばんわ~こちらもコメント&TBどうもです^^*

いいでしょう!(なんて偉そうに言ってみたり)笑
これはいいですよ~ちなみに映画もいいので、是非見てくださいね!

青波に泣かされましたか~私もです。
三巻?か四巻?に青波が主人公の短編番外が入っているのですが、
そこできっとmiyukichiさんも号泣するはず!!(笑)
お楽しみにです^^*

私もこの本は五巻まで突っ走りましたからねぇ。
(六巻の文庫がまだ出ていなかった…!涙)
是非とも最後まで一気に読んじゃってください。
展開はゆっくりですが、その分心に沁みるよいお話ですので!

そうだ、合わせて、あさのさんの
「The MANZAI」もお薦めしておきます。
こっちらお笑い系ですけど、うるっときますよ!

投稿: るい | 2007年7月15日 (日) 00:09

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 あさのあつこ:著 『バッテリー』  バッテリー角川書店このアイテムの詳細を見る  いやー、おもしろかった。  噂には聞いてましたが、おもしろい!  貸してくれた友人に大感謝です☆  バッテリーとは、野球のピッチャーとキャッチャー。  すごい球を投げる中学生の野球大好き少年・巧と、  その巧の球を受け止められる同級生・豪。  巧のトンガリ具合が、なんだかかつての自分に投影されて、  読んでいて痛いです。  もちろん私には巧のような才能はないんですが、  いや、ないからなおさら痛いのか・・・。 ... [続きを読む]

受信: 2007年7月14日 (土) 02:23

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