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2006年8月10日 (木)

「バッテリーⅡ」 あさのあつこ

バッテリー〈2〉 バッテリー〈2〉

著者:あさの あつこ
販売元:角川書店
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連続で読んじゃいました、あさのさん。
だって続きが気になっちゃてさぁ、1巻に試合が無いもんだから、
今度こそ緊迫試合が楽しめるかしら・・・とか思って。笑
2巻も裏切らない、面白さです。

超自意識過剰少年・巧が甲子園を目指すスポコン小説第2巻。
ようやく春休みが明け、中学生になった巧と豪は野球部に入部する。
しかし生意気な巧は行動をよく思わない3年生達にリンチに合ってしまい、
豪は今までのような巧の球を見ることが出来ないのではないか、と心配する話。
それと同時にそれらの騒ぎが学校側に伝わってしまい、
野球部の停止はおろか、存続の危機に襲われ、イライラが募る。
「ズンときて、お、きたと思わせるボール」
春休みに会ったばかりの巧と豪がの2人が、
しっかり認識し合い、認め合い始めたボールにドキドキした。
素直に気持ちを伝える豪の言葉が、巧の側になって考えると少しこそばゆい。
自分の最高ボールを投げる事だけしか考えていない巧に少し戸惑いながら、
豪は巧のボールに感化され野球を続ける自分を再認識して、
友情・・・とは言いがたいようなバッテリーならではの感情が表れ始める。
いよいよ来たな!とワクワクする。
リンチ事件を機にチームの仲がギクシャクしている間も、
巧の精神的後遺症の事をばかりを意識する豪の感情に同調した。
自己中心的に自分の事しか考えない巧を
いつの間にか気にしてしまう自分がいてちょっと悔しい。笑
でも・・・でもやっぱり試合が無い・・・!!
えぇ?!そんなぁ・・・と思いますが、
巧の力が徐々に周りに認められていく様子、快感です。
それにしても生意気なんだけどねぇ、またそこがいいのかも知れない。
話としては元から主人公が強いので、いわゆる一般的なサクセスストーリーではない。
ここまで強いと、力が伸びるのも勿論なのですが、
巧がチームと内面的にどう同調していくか、が重要視されてると思います。
オトムライの登場がかなりいい感じ。
巧の成長に打って付けの、いい性格の登場人物ですね。なんて巧びいき。笑
面白いですよ、是非1巻を読んでから。

*89

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