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2006年7月 6日 (木)

「六番目の小夜子」 恩田陸

六番目の小夜子 六番目の小夜子

著者:恩田 陸
販売元:新潮社
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恩田さんいいよ~とお薦めいただいたので、初めて手に取った本。
たまたま読んでみたら、なんとデビュー作だった!
しかもこれを1週間で書き上げたなんて、ビックリですよ。

読み始め、「うわぁ・・・オカルトっぽいなぁ」と思いました。笑
単なる学園物をイメージして読み始めたので、
実はその衝撃は結構大きかった気もしますが・・・。
しかしながら、恩田さんのキャラクターの描き方に惚れました。
恩田さんの書く作品には美人さんが1人大抵出てくるのですが、
その子の表現の仕方がとても好きです。
この「六番目の小夜子」では小世子がその美人さんなわけですが、
「こんなに完璧な美人なのに、とてもしなやかっていうか、
人なつっこい感じがする」の文字通りで、おまけに謎多き人物って設定がいい。
それと、この「小夜子」のストーリー、
特に六番目の小夜子劇は真剣に読んでしまい鳥肌物でした。
あそこまで物語に読者を飲み込んでくれる文章もそうないでしょう!
と私は豪語します。笑
ただし・・・?
私の理解力不足かもしれませんが、会話で無い部分の主体と客体の
区別が微妙に付け難く、気を抜くと「あれ?これって誰の気持ち?」と、まぁ。
きっとそれは私だけです。苦笑
あと最後の文章も、あとがきか何かで説明してほしかったなぁと。
そうそう、これNHK?でドラマやってたんですってね!
見たかったなぁ、と今でも後悔。
そんなこんなで、皆様も是非恩田ワールドへ☆

*80

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コメント

今晩は!

恩田さんの作品はどれもなんだか中途半端な気がして
るんですよね、その割に新作が出ると買っちゃうんで
すけど、この作品は序盤面白かったんだけど途中から
小夜子伝説から離れちゃうでしょ、その辺でテンショ
ン下がっちゃいました。
生徒たちをコントロールするためにある男が仕掛けた
群集心理「小夜子」ですが一人歩きしてしまいそれは
ある種のいじめにもなってしまうそれでも悪びれない
「犯人」あえて犯人と書きますが彼にはそれ相応の報
いが用意されてほしかったです。

投稿: せつら | 2007年2月18日 (日) 19:10

>せつらさん

こんばんわ!
TB&コメントどうもありがとうございます。

うーん、恩田さん。気づけば随分読んでいませんでした;
ちょっと「六番目の小夜子」もどんな話だっけ?と忘れていたりして、
間抜けなコメントするかもしれません、すみません。

恩田さん、確かに私も手放しで「面白い」といえないのですよね。
「夜のピクニック」の時もそうでしたけど、
何かしら物足りない感がありました。
果たしてそれがせつらさんのおっしゃる、
中途半端さと同じかどうかは判らないですが;

そうそう、この話は何となく曖昧でしたよね。
私はオカルトっぽい・・・!と言う先入観があって読んでいたので、
そんなに深く考えていませんでしたけど、皆が、
「なんだ単なる言い伝えだったのか」と納得したところに、火事があって、
「小夜子の霊魂がいたのかもね、うふふふ」みたいな軽い終りになっていて、
ちょっとはぐらかされた感が漂っていましたよね。
子供だましと言うか。それでいいのか?という呆気ない感じが。

>「犯人」あえて犯人と書きますが彼にはそれ相応の報
>いが用意されてほしかったです。

さすがせつらさん、深いですね!
本当、こう言う遡った恨み辛みみたいのが跳ね返って真犯人に、
と言うのは妥当と言うか、内容から見てとても納得できる展開ですね。
中盤までのあの学校内に漂う呪われた感、
と言うか思わず後ろを振り向いてしまう感、が凄く感心してしまったので、
ラストに向けて重厚な陰鬱さを持ってきて欲しかったと私も思います。

投稿: るい | 2007年2月19日 (月) 21:25

 こんばんは♪

 劇のところ、ほんと鳥肌モノでしたね。
 私もあの場面には引き込まれました。

 ドラマのほうは、若干設定が違ってるみたいですね。
 でも小夜子役はピッタリな気がします^^

投稿: miyukichi | 2007年9月 3日 (月) 20:02

>miyukichiさん

コメント&TBありがとうございます^^*

そうですねぇこれも結構前に読んだのですが、
劇のところなんかは、なかなか良く覚えています。
最後の火事のところも好きでしたね。
日誌?を見つけたところとかも、どきどきしましたね。

ドラマは全然みる機会が無かったのですが…。
誰が出てるかも分かりません^^;
映像化すると、余計カルト臭くなりそうな気がしますが、
大丈夫なのでしょうかね。

投稿: るい | 2007年9月 4日 (火) 09:51

こんにちわ。私は、一つの疑念を抱きました。つまり、サヨコは本当に学生として作品にいるのか?                    「ある意味、共犯」「サヨコを探すのは、ルール違反」「野犬の群れ」これら全てを、矛盾なく解く鍵です。もしサヨコが学生を監視する学生で、本当は社会人であったとすれば。野犬を従えるとは、かつて監視であった者の支援ととれる、といったようにです。そうなると、サヨコは一体いつからいるのか?振返って、学生の監視の制度とはいつからあるのか?面白い作品です。

投稿: 談上圭 | 2009年12月29日 (火) 18:04

>談上圭さん

こんばんわ、コメントありがとうございます!
返事が遅くなってしまい申し訳ないです。

おおお、だいぶ深くお読みですね。
しかしすみません読んでからだいぶ経っているので、
記憶が芳しくなく、ろくなお返事が出来そうにありません(涙)
申し訳ないです。

恩田作品は面白いですよね、幻想的な要素も含みながら、
ほの暗いミステリィ要素も絡められていて、とても魅力的です。

再読候補として、上げておこうと思います。

投稿: るい | 2010年1月 4日 (月) 21:09

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