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2006年7月18日 (火)

「火車」 宮部みゆき

火車 火車

著者:宮部 みゆき
販売元:新潮社
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大好きな宮部さんの中でも特にお気に入りの1冊。
内容はクレッジカードの使用から起きた自己破産絡みの結婚詐欺と殺人?事件の話。
これもう3回くらい読みました・・・。
だって論文の課題図書に出されるんだもの。小説で論文て辛いですよ結構。
読書感想文なら簡単に書けるんですけどねぇ。

何と言ってもこの方の現実味溢れるリアルな人間ドラマがたまりません。
(宮部さんって実際のお店とか話の中に出すとも有名ですしね)
主人公が通信販売会社からキョウコを割り出し、
あのチョコレートハウスを見つける当たりが特に。
事件の捜査ってこんな風に行われているのか?
って思わず信じてしまいそうなくらいです。
それに今急増中のクレジット破産ですし、勉強にもなりますね。
あ。そうそう、自己破産って破産をしてから、
一定期間過ぎるとまた以前のようにお金を借りられるそうですね。
私的にもう少し権利とか奪われてしまうのかと思っていたので、
ちょっと驚きです。
でも、あんまり罪が軽すぎると破産者続出かな。
日本での破産はかなり負い目だから、そうはならないかも知れませんが。
あと、サラ金に手を出している方は1つ以上の消費者金融に
お世話になっている、と小耳に挟みました。
と言うことは、消費者金融の前はクレジット?
取りあえず私はクレジット機能が怖いので、
生まれてこの方一度も使ったことはありません。
何かと割引とか多いんですけどね、溜まった時の返済は大変ですよ。
・・・と破産話になってしまいましたが;
この話の見所は、逃げに逃げまくる喬子の賢さ。と言うか綿密な計画性。
そんな所をきっちり考える宮部さんが素敵。
でも「なりすまし」ってそんなに簡単に出来るものなのでしょうかね、
ちょっと不安になってしまいました。
キャラクター設定では、本間と智のやり取りが好きでした。
本当の親子じゃない、って言う微妙な隙間が上手く描かれていた気がします。
最後は「え?!ここで終わるの?うそぉ」って感じです。
続きが猛烈に気になるこの作品を是非。

*90

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